(前回の続き) 受験老人は憔悴しきった。 最後通牒を突き付けられたに等しかった。「失明宣告」。 受験老人は、清算するため、受付前で暗い気持ちで待っていた。 その時、看護師が、慌てたように、受験老人のところに息せき切ってやってきた。 「院長がお話があるそうですっ。」 看護師は受験老人を院長室にいざな... 続きをみる
受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~の人気ブログ記事
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(前回の続き) 失明同然になっている目を抱え、大学病院から2通の紹介状をもらった受験老人。 もう1週間先には、受験老人がネットで探し出した横浜の病院に行くことになる。 だが、せっかくだから、もう1つ紹介状をもらった、熱海の病院にも行ってみよう。 そう考えて、熱海の病院に予約した。 予約日は奇しくも... 続きをみる
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(前回の続き) 「あなたは、左目だけでなく、右目も問題が起きています。」 上は目の断面である。 網膜上にあるへこみの部分を黄斑といい、そこに視細胞が集中している。 なので、黄斑が損なわれると視力ががくっと落ちる。きわめて大切な部分である。 医師は言った。 「あなたの場合、この黄斑の部分にそれを覆う... 続きをみる
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(前回の続き) 横浜の病院は、個人の眼科医院だったが、結構大きかった。 朝一番で病院に行ったが、待合室は人であふれかえっていた。 100人以上いた。 椅子に座れず、立っている者もいた。 受験老人が手術を受けた大学病院の方がシステマティックで、清潔な感じがした。 しかし、この病院の検査は念入りだった... 続きをみる
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(前回の続き) 受験老人は、大学病院の受診日の朝、窓口に電話した。 あなたの病院で手術した結果、失明しかかっている。 他の病院で診てもらいたいので、 カルテの写しをもらえないか。 すると、にこやかに応答していた窓口の女性の声が、急に固くなり、別の部署に回された。 その部署の者が出た。 そのような場... 続きをみる
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(前回の続き) さて、受験老人は、DVDを見たことで、少し元気が出てきた。 この失明同然の目と一生つきあう覚悟も、徐々にできてはきていたが、 しかし、もう少し悪あがきしてみようと思いはじめた。 今までは、医者の言うことを一方的に信じていた。 だが、本当に治らないか、自分で確かめてみようという気持ち... 続きをみる
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(前回の続き) 手術当日。決戦の日だ。 といっても、戦うのは受験老人ではない。手術をするのはあくまで医者だ。 お昼近く、最後の診察を済ませた。 手術は毎日、夕方から始まるとのこと。受験老人はそのうちの1人にすぎない。 この時の診察のことはあまり覚えていないが、院長は、やはり持論を繰り返していた。 ... 続きをみる
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(前回の続き) 集団面接の順位付け問題。再掲する。 A. 医療全般に豊富な知識を持っている医師 B. 専門分野についてすぐれた医療技術を持っている医師 C. 研究を行い研究能力を磨いている医師 D. 患者のことをよく思いやり、患者の気持ちがわかる医師 E. 地域医療に貢献しようとする医師 順位付け... 続きをみる
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(前回の続き) 受験老人は、今回の面接に際し、ある覚悟を持っていた。 すなわち、自分自身に正直になろう、ということ。 当然ながら、他の受験生は医学部の面接対策はばっちり講じてきているだろう。 だが、受験老人はこの年になって、小手先の理論構築はしたくなかった。 むしろ、そのように正直に答えることによ... 続きをみる
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ここで、受験の話を少しお休みして、受験老人のある体験を書く。 それは、人生の危機に瀕した体験である。 同時に、受験老人が、医師を目指すきっかけになった出来事である。 受験老人は子供の頃から、ひどい近視だった。 家族には祖父母も含め、だれ一人、目の悪い者はいなかった。だから遺伝ではない。 これは受験... 続きをみる
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(前回からの続き) さて、一対多面接は、自分に正直に答えたせいで躓いた受験老人だが、 次の面接では、我を通すつもりは全くなかった。 集団面接なのだ。 受験者が5~6人毎のグループに分かれ、特定のテーマについて討論し、グループとしての意見をまとめるというものだった。 受験老人を見て、同じグループの人... 続きをみる
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(前回の続き) これが最後の受験かな。受験老人はそう思った。 受かるつもりはなかった。また、受かっても行けない、と思っていた。 いよいよ大学の試験日を迎えた。 記憶があいまいで、この時かどうか忘れたが、 駅前で、受験者向けにパンフレットが配られていた。 並んでいた受験老人にも、配っていた若い女の子... 続きをみる
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(前回の続き) 生物の問題を見て、受験老人は思った。 「これは自分向きだっ。」 受験老人の専門の、生命科学の問題が目白押しだったのである。 こんな問題があった。 「多くの生物に共通する特徴を、遺伝情報を持ち、自己増殖する以外に3つ挙げよ」 (問題は一部加工) 受験老人はこれまでいくつか、小説を書い... 続きをみる
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(前回の続き) さて、共通テストで大失敗し(実力?)、ちょっと落ち込んだ受験老人だった。 しかし、一応、受験する大学に合わせて各科目の配点を調整してみた。 すると、ややっ・・・ 配点調整した共通テストの合計点は、 前年、つまり7点差で落ちた年のセンター試験の合計点と、たいして違いがなかったのだ。 ... 続きをみる
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(11月3日) ・腕立て 13回 ・腹筋 20回 ・ヨガ ・筋トレ 前回の続き。母の転院で心身ともに落ち込んだ受験老人である。 受験老人には、医学部を受けるための理由があった。 もちろん、医学部の受験勉強とそれによる合格自体が大きな目的であったことは否定しない。なんせ「受験老人」だから。 それ... 続きをみる
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(11月2日) ・腕立て 12回 ・腹筋 18回 ・ヨガ ・筋トレ さて、いよいよ始動しようと思うが、その前に、この日記を4年以上もの間、書かなかった理由をここで書いておく。 といっても自分にとって都合の悪いことや、他人に迷惑がかかることは書けない。 また、4年も経ち、ずいぶん記憶があやふや... 続きをみる
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前回の続き。4年前の話である。 母の転院を契機に、医学部受験への動機を失った受験老人だった。 そして、このブログもやめ、 受験勉強もする気がしなくなり、勉強をしない日々がずっと続いた。 一方、司法試験の方はどうかというと、こちらもあまり進まなかった。 不思議なもので、2つやっていた勉強のうち、 片... 続きをみる
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(前回の続き) 受験老人が知人からもらったDVDに入っていたもう一つの話は、 「ブッダ真理のことば」 というものだった。 受験老人は、ふだんは仏の教えに対し、当たり前のことを言っているだけだとして、 深く考えることはなかった。 しかし、自分がひどい苦境にあったその時は、 砂に水がしみこむように一つ... 続きをみる
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(前回の続き) さて、そうこうしているうちに共通テストの日を迎えた。 これらがどのような問題だったか、受験老人はどのように対処したか。 実は、ほとんど覚えていない。 4年前だったので、記憶が薄れたということもある。 だがそれ以上に、 出来が悪かったから、嫌なものは思い出したくないという脳の働きだろ... 続きをみる
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さて、受験老人はもう一度医学部受験をしようと、(4年前の)12月になってから受験勉強を開始した。 といってもその年の入学試験まで、時間はあまりない。 特にセンター試験に代わった共通テストまではあと1か月くらいしかないにもかかわらず、 受験老人は共通テストのことは全く知らなかった。 さあどうする。 ... 続きをみる
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(前回の続き) 年末年始に猛勉強した受験老人だったが、 実は勉強時間の半分はある科目に費やしていた。 ・・・・それは生物。 受験老人は、それまでセンター試験で理科の2科目は、物理と化学で受けていた。 しかし、この最初の共通試験の年は、それを化学と生物に変更したのだ。 理由は二次試験にあった。 受験... 続きをみる
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(前回の続き) ともあれ、受験老人は共通テストに向けて勉強を続けた。 書き入れ時は年末・年始だった。 言い忘れたかもしれないが、受験老人は還暦を迎えても、まだ仕事を持っていた。 それまで勤めていた官庁はいったん退職したが、引き続き再任用で採用されたのである。 自分の専門もいかせる業務で、コロナ下で... 続きをみる
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(前回の続き) 前回の記事の最後が抜けていたため、もう一度。 このように見えた。 実は、当初、真ん中が見えないのでそちらの方ばかり考えていたが、 右下6分の1も見えなくなっているのに気付いた。 全体に大きくねじ曲がって見える上、つぎはぎだらけだった。 (実際には、これよりももっと激しくよじれて見え... 続きをみる
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(前回の続き) 退院の日になった。 受験老人は、沈痛の極みだった。 退院に当たっての最後の診察は、受験老人の手術をした上級医師だった。 「本当に、何か良い方法はないのですか。なんとか治らないのでしょうか。」 しかし、上級医師は、首を振るだけだった。 「まあ、網膜は次第に動くから、少しずつ良くなるか... 続きをみる
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(前回の続き) さて、目の手術の後、うつぶせ寝を続けていた受験老人である。 何もせずに寝ているのは退屈で仕方なかったが、 このうつぶせ寝が終われば目がよく見えるようになるだろうと期待していた。 病院の部屋はまるでホテルのようで快適だった。 食事はおいしく、看護師さんたちは優しかった。 定期的に目の... 続きをみる
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(前回の続き) 苦境にあえいでいた私がもらったDVD、それは いろいろな本の紹介をする番組を録画したものだった。 正式には、NHKの「100分de名著」というタイトルで、伊集院光さんが進行を務めていた。 その中には2つの本の紹介が含まれていた。 受験老人は、目を開けるのもしんどかった。 失われた左... 続きをみる
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(前回の続き) さて、受験老人は退院後、精神を苛まれ、ずっと布団でふさぎ込んでいた。 もう、働くことはできないと思った。 眼が見えないのである。 左目はもはや使い物にならない。 残った右目は0.02。 しかし、とにかくずいぶん休んだ。 あまり休みすぎて、欠勤になるかと思った。 皆にも心配をかけた。... 続きをみる
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(前回の続き) 網膜剥離と診断された受験老人である。 いささかショックだった。 というのは、せっかく大きな、清潔でかつ豪華な病院だと思って来たのに、 医師の診察はことごとく裏目に出たのである。 1つ、東北の病院で、強く硝子体手術という根本治療を推奨されたにもかかわらず この病院ではレーザー治療で大... 続きをみる
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(前回の続き) さて医師からは、10日くらいの間は激しい動きを慎むようにと言われ、そうした。 何日かすると、濁って何も見えなかった左目が次第に晴れてきた。 10日目になって大学病院を訪れた。 上級医師は、「もう大丈夫。運動もできますよ。」と太鼓判を押してくれた。 受験老人はほっとした。 ただ、その... 続きをみる
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(前回の続き) さて、網膜に穴があいたという東北の大学病院での診察結果を受け、 詳しく診てもらうため、受験老人は地元の病院に行った。 その病院は創始者が新千円札の肖像になった、地元では有名な私立大学の附属病院だった。 この病院を訪れ、受験老人はびっくりした。 バカでかく、また、豪華で、また、人であ... 続きをみる
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胎動中。しばらくの間、ちゃんとしたブログを書きません。リハビリ期間。生きてます。 nice! は不要。ただ見守っててもらえば幸い。 ・腕 4回 ・腹 6回
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さて、前回、皇室のコーディネートは大変だという話をした。中でも特に、最高級に大変なのが天皇・皇后両陛下である。 仮に大臣が任期中、突然亡くなったとしても、当面、総理大臣その他の大臣がその大臣ポストを兼任するか、新大臣を任命すればよい。 また、最悪、内閣総理大臣が亡くなっても、選挙するとかで新たな総... 続きをみる
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(前回の続き) 地元にある豪華な大学病院で手厚い診断を受け、レーザー治療を受けた受験老人である。 さて、受験老人はその頃、役所の仕事とは別に、夏祭りの責任者をしていた。 これは結構大変で、仕事がおろそかになるほどだったが、 とにかく、各係の分担を決めて、しっかり進行させなければならなかった。 とこ... 続きをみる
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さて、ここのところ「宗教、死後の世界、超能力」のシリーズをずっと書いていたため、勉強の経過報告がおろそかになってしまった。 しかし、勉強は孤独で、地道な作業である。自分との戦いだ。 やり方を決め、淡々と続けていくしかない。 その意味で、受験老人は現在、極めて規則正しい生活を続けられている。 テレワ... 続きをみる
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私こと受験老人は、昨年は司法試験予備試験の成績はからきしダメだったのだが、 医学部受験は、そこそこ健闘した。 このブログでたびたび述べてきたことだが、昨年(今年ではない!)の試験結果について、大学に成績開示をしたところ、以下のとおりだった。 お分かりだろうか。 つまり受験老人は合格者最低点を上回る... 続きをみる
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受験老人が、3月のはじめに医学部入試を終え、司法試験予備試験に向けてシフトしてから、2か月近くになる。 しかし、ちんたらちんたらと、極めていいかげんな勉強法と勉強時間である。 ところが、そんな私のブログが予備試験のブログの中で第2位になっている。 そして、何人かからお便りもいただいた。 ・・・・... 続きをみる
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これまで入試英語のことは全く書いていなかったが、実は全く準備していない。 それで大丈夫か、自信はない。 では私は英語が得意なのかというと、外面的には、得意なように見える。 それは、昔の時代の英語の勉強法をしてきたおかげだ。つまり、文法と単語である。 単語だけは昔から、めちゃくちゃ覚えた。英語に関し... 続きをみる
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私の院浪時代の話を続ける。 私が東大理Ⅲの受験も併せてやろうと決意したのは、確か3月頃だったと思う。 まず、ものは試しにと、二次試験の模試を受けてみた。駿台か河合塾のものだった。 当時はセンター試験ではなく共通一次と呼ばれていたが、それはとても簡単なものだった。それに東大は共通一次と二次の配点割... 続きをみる
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(前回の続き) 手術は部分麻酔をしているので、医師や看護師のやりとりがよく聞こえる。 「先生、血圧が200超えています!!」 看護師が叫ぶように言う。受験老人は普段から血圧が高いうえに、臆病者だ。 眼の中で機械が操作されているのが分かる。 眼の底まで機会を突っ込むのだから、結構大変な手術 なんだろ... 続きをみる
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高齢でも本当に医師になれるのか?この問題は受験老人もずっと考えてきた。 高齢で医学部に入学したとしても、頭の働きが悪く、留年を繰り返すだろう。 先生方も自分より年上の学生に指導しにくいだろう。 国家試験に何年も落ち続けるだろう。 体力が続かず、研修で脱落するだろう。そもそも研修を引き受けてくれ... 続きをみる
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皇居勉強法のことを書いたついでに、皇室との思い出話を。 まず皇太子さん。(親しみを込めてさん付けで呼ばせてもらう。) 受験老人は皇太子さんと同じ学年である。 私が生まれた年はミッチーブームで沸き返った。 皇太子さんが生まれた後、たまたま家の近くを両陛下の車が通りすぎたことがあった。 皆、日本の旗を... 続きをみる
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さて、前回の続きである。皇居勉強ウオーキングに出た私は、皇居一周5キロのコースをずんずん歩いて行った。 (そういえば、古文単語のゴロに、「ずんず読む」というのがあった。「ずんず」の訳=「読む」。まさにそれを実践している。) 皇居前の広場を通り、まっすぐな一本道。右側はビル群が連なるが、皇居外苑... 続きをみる
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11月になり、風もずいぶん涼しくなってきた。 実は受験老人、結構仕事も忙しい。このため土日もたいてい職場に出てきている。ワーカホリック気味である。 だが、基本的に研究っぽい仕事であるので自分のペースで進めていける。 普段、勉強をするため平日は無理やり7時くらいで仕事を切り上げている。そのツケを週末... 続きをみる
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さて、前回述べたような事情で、私は2年半ほど、ドイツ語圏にある国際機関に勤めることになった。 だが、恥ずかしながら英会話能力は散々だった。 1対1なら、何とか自分の意思を伝えることができるようになった。そして相手の話が分からない場合にも、繰り返して聞いて何とか理解した。 ところが、3人以上の会話や... 続きをみる
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さて、留学から戻っても私は英語の勉強は続けた。 English Adventure等の教材、English JournalやCNNニュース等の雑誌、Magic Tolkers等の機器も買った。 真面目に聴き続けた。しかし・・・・私の英会話力は全くと言ってよいほど上達しなかった。 そして、まずいこと... 続きをみる
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さて、その後はまずまず順調に進めてきた。この日記もだんだん現在に近づいてきた。 9月の終わりの時点での状況を述べる。 (医学部受験) ・数学 カード式で数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲの問題をやり続けていた。 正確に覚えていないが、たぶんこの時点で1周分がちょうど終わったくらい。簡単な問題は、あっという間に... 続きをみる
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突然ですが、このブログを終了させてもらいます。 私は、このブログを始めた時、こんなことを考えました。 ブログは、自分自身のためにやろう。 ブログを書くことで、ともすれば流されがちの自分自身を奮い立たせることができる。 そして、自分の思いを書いていくことで、自分の考えが次第に固まってくる。 さらに、... 続きをみる
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ついに緊急事態宣言が発出された。 と言っても何ら強制力はなく、罰則が科されるわけではない。 だからいつものようにマスクなしに外出し、居酒屋に行く者もいるかもしれない。 しかし、受験老人は信じたい。日本人の規律性を。 欧米等での感染爆発を尻目に、日本がここまでそれほど感染者数や死者が増えずに持ちこた... 続きをみる
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春だ。普通なら桜が咲き、また散っていくのとともに、卒業と入学を迎える。 だが、今年はあまりぴりりとしない。 花見は禁止、さらに外出も自粛になり、桜をじっくり見る機会がないからだ。 ただ、受験老人の家の周りには遊歩道が張り巡らされ、そのあちこちに桜の花が咲いている。それを見れば季節の移り変わりは認識... 続きをみる
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(本件は「再受験をした」というタイトルでいったん掲載したが、「再受験」は一般入試のことなので間違いであり、タイトルのみ変更した。) 先日、ある大学の医学部の再受験をした。学士編入試験だ。 その大学は今年、一般入試で受験して合格最低点を上回っていたものの面接で最低評価となったため落とされたところだっ... 続きをみる
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こうして、海外には何年もいたにもかかわらず、結局私は英語は上達しなかった。 日本に戻って来て、英検準一級の試験を受けた。 すると、筆記試験はなんなく通ったが、面接試験で見事に落ちてしまった。案の定。 しかし、とにかく受からないと面目がたたない。面接の内容は4コマ漫画を見て、それを英語で説明するとい... 続きをみる
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私の勉強は、約2か月ほどの間は順調に進んできたのだが、夏のはじめごろになって、中だるみを迎えた。 まっこれは誰でも陥ることだろう。勉強があまり進まなくなってきたのだ。 だんだん学ぶ量が増え、蓄積され、頭に入らなくなってきたのだ。そして勉強をすると眠くなるのである。 かつては、私はいったん目的を設定... 続きをみる
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1か月かけて計画を練る(医学部受験編その1)(理科をどうするか)
わずか1年間の勉強で医学部と司法試験の両方に受かるためには、あまり時間的余裕がない。 特に、私は塾や予備校に行っていないので、勉強の方針は自分で立てなければならないが、それを間違えたら取り返しがつかない。 このため、まず私は今年3月に、1か月かけて、勉強をどのようにしてするか作戦を練ることにした。... 続きをみる
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久しぶりにブログを書く。いわば受験老人の復活第一弾だ。 だがそれは、いきなり物議を醸すものになってしまいそうだ。 受験老人は実は、この間に入院を経験した。 ・・・・・コロナの疑いで。 以前ブログで書いた「悪夢」とは違う。 いや、現実でも悪夢と呼ぶのなら、悪夢が悪夢になったと言うべきか??? あまり... 続きをみる
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さて、Sから合宿研修への参加を強く勧められた受験老人である。 受験老人は、その頃、まだ自我が確立していなかった。 そして、人恋しかった。友達がいなかった。 (いや、唯一、Uという友達ができていた。このUは受験老人の当時の、そしてその後の人生に大きくかかわってくる最も大切な友だったが、また後で話す。... 続きをみる
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人は現金なものである。 自分のことにならなければ、他人事であり、真の痛みは分からない。 災害にあった人、事故にあった人、病気になった人、 障碍者になった人、障碍者を抱えている人、 そんな人たちの気持ちは、その人でなければ分からない。 私だってそうだ。 かつて阪神淡路大震災があった。 大変なものだと... 続きをみる
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私こと受験老人が医学部受験と司法試験の合格を目指して取り組み始めたのは一昨年の春、今からちょうど二年前のことだった。 そして、昨年秋には学士入学試験の勉強も加わった。 その間、大学での授業、本の執筆、さらには両親の介護も加わった。 そうして今年、退職し、元の職場で再雇用として働き始めている。 そん... 続きをみる
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昨日、1週間ぶりに出勤した。 朝、電車内はいつもよりぐっと少なかった。 実は受験老人は、通勤混雑を避けるため、朝が早いのだ。(そのかわり、夜は早く帰る。) だがそれにしても、すごく空いていた。いつもの半分もいない。 皆、ちゃんと自粛命令を聞いているのだ。 おまけに、電車に乗っている人は、1人残らず... 続きをみる
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さて、知的障碍者は社会のお荷物だから殺した方がいいという犯人の考え方はどうか。 まあ法律上は人の命は平等である。人種にもよらず、年齢にもよらず、どのような人だってそうだ。 それはなぜ、そうなっているのか。受験老人はいろいろ考えてみた。以下、ひとりよがりの部分も大いにあるが。 まず、命を区別すべき基... 続きをみる
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施設で生活する多数の知的障碍者の命を奪った犯人に極刑が下された。 しかし、考えることの多い犯罪だった。 被害者や被害者の家族のことを思うと、いたたまれない。 だが、犯人に、命の重さを納得させるにはどうしたらよいのか私には分からない。 まず、人と動物の命は同じか違うか? 実際には、たとえゴリラやチン... 続きをみる
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前回のブログを書いている途中、激しい睡魔に襲われた。このためブログを書いている途中でやめざるをえなかった。 後で見直すと、「自分は輝いていない」とか「コロナで職をあぶれた人たちのことを考えると職が見つかった自分はありがたい。」とか、消極的な言葉を並べていたと思う。 改めて、自分のモットーを挙げてお... 続きをみる
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ううむ、どうも勉強が思ったようにできない。 3連休にもかかわらず。 なぜなら、今、かなりの時間、受験老人は英会話の上達のために費やしているからだ。 といっても金をかけてではない。ネットで気に入った教材を無料で聞いている。 受験老人は海外経験が2度ある。 一度目は米国の大学に1年間、留学した。 二度... 続きをみる
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さて、3つの試験準備を同時並行で進めなければならない。 ・医学部受験 ・医学部学士入学試験 ・司法試験 このうち医学部受験は少なくとも昨年は合格者最低点はクリアした。 今年は何とか平均点はクリアするか、又は今回受けたように面接で有無を言わさずに落とす大学ではなく、面接点がたとえ零点になっても合計点... 続きをみる
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昨夜、帰宅すると、医学部受験の試験成績について、大学からの成績開示が届いていた。 私は、医学部受験は結果的に不合格だった。 だが、不真面目ながら一日2時間ずつは1年間勉強を続け、センター試験も受け、二次も受けたからには、実際にどのような得点だったかには少なからず興味があった。 おそるおそる(でもな... 続きをみる
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さて、受験老人の医学部受験は終了したのだが、司法試験の予備試験が2か月半後に迫っている。 医学部受験の直前は、とてもではないが全く勉強時間が取れなかった。 だから、受験が終わった後は、とりあえず全力で予備試験用の勉強をしている。 ただ・・・・まあ、恥ずかしいかぎりだ。 受験老人は、このブログを... 続きをみる
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受験老人は昔から漫画「ガラスの仮面」を読んでいたが、この漫画、なかなか完結しない。読み始めた頃から既に何十年も経っている。 初めて作者の美内すずえを知ったのは姉が買っていた別冊マーガレット(別マ)で。それによく美内すずえ単発物の作品が掲載されていた。 冒険やらミステリーやら学園ものやら、同誌に掲載... 続きをみる
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とりあえず、二次試験の受験を決めた受験老人である。 しかし、受験まであと3週間しかない。しかも週末は介護をするため、実質的にほとんど時間がとれない。 どうするか。とにかく、少ない時間で最大限の効果を上げねばならない。 (しかも、いまだに私としては、司法試験予備試験の勉強も続けていきたい。) ... 続きをみる
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話すのが遅れたが、実は、受験老人は、受験そのものをやめるかどうか悩んでいる。緊急事態が発生していたのである。 今から3週間ほど前のことである。故郷にいる父から連絡が入った。 「母さんが転んで腰の骨を折った。」 驚いた。腰の骨とは尋常ではない。 だんだん足腰は弱っているとは言え、また、少し認... 続きをみる
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受験老人はセンター試験では理科のうち物理と化学を選択し、それぞれ85点と75点だった。 特に化学は模擬試験で良い成績が出ていただけに、ちょっと落胆した。 しかし、受験老人、何を隠そう、専門は生命科学なのである。 理Ⅲを受験しようとしていた時は化学と生物を選択していた。 東大でも大学院は生命科学... 続きをみる
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うっかりしていたこと、それは、大学での二次試験のための願書の提出だった。 でも、そのためには、出身高校の証明が何か必要だったんじゃなかったっけ。 私はそのことをセンター試験の出願時に、子供から聞いていたのだが、すっかり忘れていた。 そうだ。出身高校の成績証明書だ。高校でどんな成績をとったかという証... 続きをみる
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受験老人はクリスマスイブにセンター模試をやってみた(その1)
さて、センター試験が近づいてきた現在、そろそろ実践で鍛えていかねばならない。 これまで受験老人がやってきた勉強と現在の状況を晒す。 国語: (現国)板野の現代文ゴロゴ解放公式集(10日間)を8日目までやった。 (古文)板野の古文単語のゴロゴをバラバラ法で一通り覚えた。その後板野の古文読解を一通り読... 続きをみる