受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

58歳の何のとりえもない男が、医学部と司法試験を同時に、しかも短期間で合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

セコすぎる話(ゼロ円勉強法)

私こと受験老人は、参考書等をブックオフで買うことを基本にしている。 高い金を払って新品を買っている方々からすると、セコい話だが、まあこれをモットーにしているのだから仕方ない。 しかし、さらにセコい話がある。 ブックオフにも、高い本と安い本がある。私が買うのはだいたい100円か200円の本だ。 そうではない本は、やたらと高くなる。だいたい半額が基本。定価が1,000円なら500円だが、定価が2,0…

1か月かけて計画を練る(医学部受験その4)(参考書を決めた!)

子供たちの話を参考にしながら、4月から始めるための参考書を決めた。 分かりやすいというのが第一条件。でないと必ず途中で挫折する。 そして、私が考えたのは、少なくとも数学と理科については、その参考書に含まれている問題量が多いというのが条件。その理由はまた後で。 4月の最初から進めるのは、数学、理科(物理・化学)、そして地理の4科目。 そして、新品の参考書を整えて・・・・ おっと違った。受験老人には…

1か月かけて計画を練る(医学部受験その3)(1日2時間の勉強でどうやるか)

さて、じゃあ国立医学部受験に向けて、具体的にどうするか。 これは今年3月の時点で考えたことである。 まず、主だった参考書を一通り読むこと。これを5月か6月までにやってしまおう、と思った。 もちろん、それだけでは全く実力がつかないと思う。本当に実力がつくのは問題演習だ。 私はその大切さはよく分かっているつもりだ。 現に東大や理Ⅲ受験は、そのやり方で乗り越えてきた。 だが、3月の段階での私はあまりに…

1か月かけて計画を練る(医学部受験その2)(社会をどうするか)

社会の勉強はどうするか。 社会は、センター試験でのみ必要だ。 だが、センター試験は、東大などではともかく、普通の国立大学では結構大きな比率を占める場合もあり、おろそかにすることはできない。 私が東大を受験したのは、まだ共通一次になる前で、一次と二次の試験だった。 そして理系でも、社会は2科目選択しなければならなかった。(これは共通一次でも同じ。) 私は高校時代、日本史を途中までと、世界史を学んだ…

1か月かけて計画を練る(医学部受験編その1)(理科をどうするか)

わずか1年間の勉強で医学部と司法試験の両方に受かるためには、あまり時間的余裕がない。 特に、私は塾や予備校に行っていないので、勉強の方針は自分で立てなければならないが、それを間違えたら取り返しがつかない。 このため、まず私は今年3月に、1か月かけて、勉強をどのようにしてするか作戦を練ることにした。 1か月は長いが、この間にしっかり方針を決めさえしたら、あとは機械的に実行していくだけなのでやりやす…

受験老人には塾や予備校に行く余裕もないし金も時間もない

(昨日、現在の気持ちを正直に書いた。今後はまた、勉強を始めることを決意した頃(3月)の自分に戻り、これまでの経緯や心の動きを書く。前後してしまい申し訳ないが、既にその頃から経験したことや考えてきたことをいくつか書き溜めてきているので、現在の時点に追いつくまで、今後何十回かにわたり、それを掲載していく。追いついた時には既にセンター試験が目前に迫っているだろうが。) ****************…

はっ、恥ずかしい・・・・

昨日、予備試験の論文試験の発表があった。現在の気持ちを正直に書く。 私は少し前から、予備試験のブログの中で、司法の犬さんの「予備試験を独学・1年で受験してみた」のブログに注目していた。 彼もたった1年間の勉強期間で、しかも予備校へも行かず、金のかかるネット講座も聴かずに、独力で予備試験に受かろうとしている。 彼も、彼なりのこだわりがあるのだろう。 本当は、お金を払って予備校やネット講義を利用すれ…

敵を知り己を知れば百戦危うからず

孫子の名言に「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というのがある。 正確にはこうだ。 「彼を知り己を知れば百戦殆からず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し」つまり、 ①敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない。 ②敵情を知らないで味方のことだけを知っているのでは、勝ったり負けたりして勝負がつかない。 ③敵のことも味方のことも知らなけ…

さあ計画を立てよう!

このブログの開始以来、50回余りを、これまでの私の半生、それから、どうして私がこの歳で医学部と司法試験を両方目指すかという理由の説明に費やしてきた。 意外と長引いてしまったが、まあ、一通りは説明ができたと思う。 私は既にこの4月から、両方の合格を目指して歩み始めている。既に6か月以上経っている。自分の中では少し足りないとは思うが、まずまず予想の範囲内である。その間のことはおいおい書く。 しかし、…

T医大のこと

先日、連休中の1日を利用して、T医大であったあるワークショップに出席した。 世界生命倫理デ―の記念行事だとのことで、講演と抱き合わせで、参加型の研修が行われることを知った。 参加は無料というので、貧乏で好奇心の強い受験老人は、思わず申し込んだのだ。 研修は、医療機関が患者の治療を行う際、はたしてその治療を行うべきか否か、選択を間違わないためにはどうすべきかがテーマだった。用意された実例を用いて、…

自分自身への挑戦

これまで何回かにわたり、私が医学部や司法試験を目指す理由を書いてきた。 だが、実は、これらのさまざまな理由よりも、底に流れている、ある感情がある。 それは・・・・自分自身への挑戦であり、ロマンを求める気持ちである。 私の年代は、マンガとともに育った人も多い。私もそうである。 私の好きだったマンガはあるパターンがあった。 とてつもない才能を持つ主人公が、貧しく要領も悪いため、差別され、不当に扱われ…

私が医学部と司法試験を両方目指す理由(医療裁判、医療小説)

実は、私が医学部と司法試験を同時に目指す理由は単なる見栄や高齢者の星となる以外にもある。 それは医療裁判での患者の弁護である。 頭脳王の河野氏が東大理Ⅲと司法試験合格を両方果たした理由を聞かれ、そのように答えたのを聞き、なるほどと思った。 前にも書いたが、私はある大学病院で目の手術に失敗した。 その大学病院では、事前に何度も手術をもっと安全にできる機会があったにもかかわらず、それを逃し、最後には…

私が司法試験を目指す理由(一目置かれたい)

私が司法試験を目指したきっかけは、極めて浅薄な考え方からである。 退職後、再就職できないのではないかという不安は大きい。 だが、ありきたりの仕事はしたくない。やりがいもあり、人からも尊敬されるようなことができないか。 司法試験なら、おう、すごいと皆が誉めてくれるのではという、極めて幼稚な考え方からである。 しかも医学部入学との両立は、すごくやりがいのあるチャレンジだ。 私はかつて「頭脳王」という…

ノーベル賞と2人の友だち

今年もノーベル賞の季節を迎えた。 日本は昔、科学技術基本計画という5年毎の計画で、50年間に30人ノーベル賞受賞者を輩出させる旨の目安を立てたことがある。 最初は荒唐無稽な計画だなあと思っていたが、2000年以降、あれよあれよと毎年のように日本から受賞者が出た。 そして、そのペースはまずまず維持されている。今年も本庶先生の受賞で、このままいけば、目標達成も夢ではない。 (ただ、著名誌への日本人研…

私が高齢で医学部を目指す理由(高齢者の星になりたい)

医学部を目指す理由のひとつは、高齢者でも医師として働けるということを示し、高齢者の星になりたいということである。 高齢者は、退職後に再雇用で働くと給料がガクンと落ちる。たとえ能力やスキルが若い現役世代を上回っていても。 そして、そんな高齢者が働く場所は、駐車場整備、守衛、庭の剪定等、単純なものに限られる。 元気で体力もあり、まだまだ働けるというお年寄りは多い(私を含めて)。健康平均寿命はぐんぐん…

私が高齢で医学部を目指す理由(人の役に立ちたい、医師への不信感)

医師の志望理由は複雑で、一言では説明できない。 だが、私には人の役に立ちたいという気持ちがある。 もちろん、人の役に立つ職業はいろいろある。多かれ少なかれ、ほとんど全ての職業は人の役に立つものだろう。 しかし、医師ほど直接的に人の役に立ち、感謝され、尊敬される職業は他にない。 私はかつて、大震災直後の福島で働いたことがある。 震災で避難していた人が再び自宅に帰るのを世話した。 普段は他の行政機関…

私が高齢で医学部を目指す理由(見返してやる、老後の資金)

今回からは、少し冷静に、高齢での医学部・司法試験の受験について考察していきたい。 まず、私が医学部を目指す理由はいろいろある。 断っておくが、これは面接対策用に書くものではない。だから突っ込みどころ満載である。 しかし、ここではあくまで自分の原点を明らかにしておきたい。 まず、最初に書いたように、退職後の再就職として、他を見返してやりたいという気持ちがある。 ただ、本当に見返すことになるのか否か…

本庶先生のこと

このブログは今後1日1本を基本とすると言ったが、緊急投稿させてもらう。 本庶先生のノーベル賞に、心からおめでとうと言いたい。 私が本庶先生に初めて接したのは、今から30年くらいも前のことだった。 行政をやるようになってすぐ、私は免疫系の研究推進方策作りを任された。 そこで当時の有名な免疫の先生を集めた。もう忘れたが、多田先生、高久先生等々、大御所の人たちが集まった。 本庶先生はその中にいた。一番…

人生の選択

行政職と、企業の研究所の最終面接が同じ日になってしまった。 行政職の方が面会時間が早く、企業の方がそれから1時間後にあった。 両方とも行くわけにはいかない・・・・。 片や行政、片や研究。さて、どちらを選ぶか。 国の試験を通った行政職というのは、一般に、キャリアと呼ばれるエリートである。(ただし当時、私にはそんな認識はなかったが。) だが、私にはどうしても、研究への道・・それは不老不死へとつながる…

わずか1か月の勉強で国の試験にも・・・・

正確な時期は忘れたが、大学院の修士2年の夏休み頃から、私は自分の研究について悩むとともに、将来の進路について悩み始めた。 このまま博士課程に進学して、本当に立派な研究者になれるのかという疑問が頭をもたげた。 それよりも、そもそも自分は研究が好きなのか、一生の仕事としてやっていけるのかという疑問がわいてきた。 ただ私は、そんな時になってもなお、不老不死の薬を作りたい、そしてそれでノーベル賞を取りた…