受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

はっ、恥ずかしいっ!

受験老人が、3月のはじめに医学部入試を終え、司法試験予備試験に向けてシフトしてから、2か月近くになる。
しかし、ちんたらちんたらと、極めていいかげんな勉強法と勉強時間である。
ところが、そんな私のブログが予備試験のブログの中で第2位になっている。
そして、何人かからお便りもいただいた。 


・・・・穴があったら入りたい。こっ恥ずかしい。


予備試験に向けて一生懸命勉強している人たちは多いだろう。
そのうち、大学や予備校にも行かず、独学でやろうとしている人たちも多いだろう。
その人たちが私のブログを見ることを想像した。


だが、はっきり言って、短期間で予備試験・司法試験に合格するには、私のブログは全くあてにならない。


昨年の短答式の試験結果は以下である。

1日平均2時間ずつ勉強した成果がこれである。(ただしセンター試験の前からは介護や大学での講義準備も重なり、ろくに勉強できなかったので実質8か月間。)


順位は約8,000番。
出願者は1万3,746人、受験者は1万1,136人だから、全体の3分の2にも達していない。
・・・・ひどいもんである。


2年前、司法試験合格を思い立って勉強を開始したとき、受験老人は職場で法律改正まで関与しながら、実際には法律そのものへの興味はほとんどなかった。
法律用語や法律体系そのものがちんぷんかんぷんだった。


だから手探りでいろいろな参考書をブックオフで仕入れた。(カネをかけないのもモットー。)
結局、予備試験用の勉強そのものはせず、公務員試験、行政書士、司法書士等の他の試験用の参考書を読むだけで対策は終わった。
その結果がこれだった。
まあ例えてみるならば、小学校の勉強をしただけの小学生が、いきなり大学入試を解くようなものである。


その結果がこれなのだから、うなずける。
短期間で合格しようなど、夢の夢である。


一番効率的な勉強法は、おそらく以下のやり方をすれば1、2年で確実に合格するだろう。
・まず予備校に行くこと。
・一日10時間勉強すること。
・金を惜しまず本を買うこと。
・対策用の問題演習を徹底的にやること。


受験老人はそれとは真逆の勉強法をとっている。
予備校に行かず、2時間しか勉強せず、カネをケチってブックオフで買い、問題演習は全くしなかった。


しかし、効率が悪いかもしれないが、今はとにかく基礎を固めたい。
でもそれが終わったら、問題練習をしよう。(予備試験用ではないが。)
そして基礎を確かめ、定着させる。
受験老人にとっては、それが一番、脳にやさしい。
脳に詰め込んで極端な負荷をかけず、しかし少しずつ負荷をかける。
それがボケ防止にもつながり、楽しくできる勉強法だいっ!


・・・・まっ、ブログ読者にとっては、「他人の不幸は蜜の味」。
そこまでは言わないが、反面教師として、大いに参考にはなるかもしれない。
こんな年寄りが無謀なチャレンジをしていると、あきれつつも、でも、じゃあ自分もがんばろうと、元気が出るかもしれない。
それこそ、このブログを開設したもう一つの目的である。
(一番はもちろん、自分自身のメリハリのため。)
こんなしがない私ではあるが、どうかよろしくお願いしたい。