受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

2018年9月のブログ記事

  • わずか1か月の勉強で国の試験にも・・・・

    正確な時期は忘れたが、大学院の修士2年の夏休み頃から、私は自分の研究について悩むとともに、将来の進路について悩み始めた。 このまま博士課程に進学して、本当に立派な研究者になれるのかという疑問が頭をもたげた。 それよりも、そもそも自分は研究が好きなのか、一生の仕事としてやっていけるのかという疑問がわ... 続きをみる

    nice! 3
  • 医師の研究者ってズルい?

    このブログでは私の大学院時代の話をしているが、ちょっと休憩。 私が先日、出席した学会では、研究者に留学を勧めるセッションがあった。 日本学術振興会の特別研究員とか、ヒューマンフロンティアとか、その他財団から奨学金をもらったりすれば、何とか自分の腹をいためずに留学できる。 そうして進んだ海外の研究室... 続きをみる

    nice! 2
  • 大失態 その2

    超遠心分離機の前でもじもじして何もしないでいた私を不審に思ったのだろう。N先生はつかつかと超遠心分離器に近づき、中をのぞき込んだ。 一瞬で事態を把握したN先生は、鬼のような形相に変わった。 そして言った。 「○○君、君が遠心分離機を壊したこと、これは信じられないミスであり、もっと気を付けて実験をし... 続きをみる

    nice! 1
  • 大失態

    私はがん細胞の正常細胞への分化に伴うがん遺伝子の発現状態の変化を突き止めたことで、またまた有頂天になった。 それを研究所の中で発表すると、皆、面白いと言ってくれた。 まさにそれは私が自分自身の発想で行ったことだった。だから、論文を書いても私自身が筆頭著者になれるぞ。そんなことまで考えた。 だが、そ... 続きをみる

    nice! 2
  • 大挫折と再起

    さて、がん専門家会合から意気揚々と帰ってきた私は、自分を栄光へ導いてくれる、培養されているがん細胞を見た。 おや・・・・ その細胞のプレートを顕微鏡で見ると、表面にたくさん細かいゴミのようなものが浮かんでいた。 コンタミ(細菌やカビなどで汚染されること)だった。しかも、細胞を増やしたどのプレートを... 続きをみる

    nice! 2
  • 新たながん遺伝子発見か?

    がんの研究を始めた私は、夢中になった。 やり方はこうである。(ちょっと難しい話になる。) マウスの細胞を培養し、そこに人のがん患者から採取したDNAをバラバラにしてふりかける。バラバラにされたDNAの中には、それぞれがん患者のいろいろな遺伝子が含まれている。(ちなみに人の遺伝子は2万2,000ほど... 続きをみる

    nice! 3
  • がんの研究を始める

    私は晴れて大学院生になり、ある研究室に所属した。 私がその研究室を選んだのは真核細胞を用いた分化の研究をやっているからだった。だから老化にも大いに関係していると思ったのだ。 進学先の指導教官は、当時は人気の雑誌 「週刊プレイボーイ」でも対談を行う等、有名な先生だったが、その先生は私にこう言った。 ... 続きをみる

    nice! 3
  • 全ての生物学・医学研究は不老不死に通ず

    「週末は実験を手伝ってもらいたい。」 そう、先輩にすがるように言われた時、私の気持ちは大きく揺れ動いた。 秘密裏に進めてきた東大理Ⅲ受験をどうするか。 せっかくここまで勉強してきたのだ。自分を試してみたい。 と、先輩の要請を断る気持ちの方が強かった。 しかし、先輩のすがるような態度を見ると、私とし... 続きをみる

    nice! 1
  • やっぱり東大理Ⅲを受けるんだ!

    さて、ひそかに東大理Ⅲ受験をもくろんでいた私は、その後も受験勉強を続けていた。 勉強するのが楽しかった。問題が面白いように解けるし、何ら義務もない。 落ちれば大学院に行けばいいだけだ。 まあ、これは私の現在の状況に似ているだろう。ただ、再就職先がまだ決まっていないという点は大いに異なるが・・・・。... 続きをみる

    nice! 1
  • 院試には受かったものの・・・・

    院試では、一年間の勉強の成果をすべて出した。 ドイツ語は結構できた。 なんせ、そのために「ドイツ語単語トレーニングペーパー」を買い込んで、1000語を完璧に覚えたのだ。 そして問題の生物や化学の試験では、ミカエリスメンテン式の応用等、面白いようにできた。 問題の内容はほとんど忘れたが、確かアセチル... 続きをみる

    nice! 1
  • 東大理ⅢにA判定?!

    私の院浪時代の話を続ける。  私が東大理Ⅲの受験も併せてやろうと決意したのは、確か3月頃だったと思う。 まず、ものは試しにと、二次試験の模試を受けてみた。駿台か河合塾のものだった。 当時はセンター試験ではなく共通一次と呼ばれていたが、それはとても簡単なものだった。それに東大は共通一次と二次の配点割... 続きをみる

  • 大村智先生のお話

    昨日、ある学会で大村智先生の講演を聴いた。2015年のノーベル生理学・医学賞を受賞された科学者だ。 2000年以降、日本でのノーベル賞が量産されたため、もう名前を憶えていない人も多いかもしれない。でもその成果が人々や社会のためになったというと、この人が随一ではないか。 以下、ちよっと長くなるが、私... 続きをみる

    nice! 1
  • 東大理Ⅲも受けてみようか?

    私は、次こそは院試に受かるべく、じっくり考えた。 実は本郷にあるその生物系学科は、進学振り分けでの偏差値は極めて高かった。 全部の学科のうちでも1位か2位にランクされていた。 1年生の丸1年間を棒に振り、専門課程ではかなり生物系を勉強したと自負した私も、 それは相当レベルが高かったのだ。 そこで、... 続きをみる

  • 原理研

    私はファインマンに傾倒したものの、不老不死の薬を作るという夢はあきらめたくなかった。 そこで、私はひとつ目標を立てた。 その時所属していた学科は、幅広くいろいろな学問を習得できる、いわゆる教養を身につけるための学科だった。 だが、大学院は、もっと専門的に不老不死のことを研究したい。 今の学科にずっ... 続きをみる

    nice! 1
  • 不老不死の薬とファインマン

    東大で専門課程に進学した私だが、少し方向性が定まってきた。 それは「不老不死の薬を作る」というものだった。 また途方のないことを・・・・と思われるかもしれない。 だが私は結構真剣だった。 両親が年をとって死んでいくのが耐えられなかった。 人間は、せっかく富や名声を築き、愛情を獲得しても、死によって... 続きをみる

  • とにかくやるしかないっ!

    とにかく、2年生になって、授業に出よう、と思った。 1年生のときは前期・後期とも悪い成績しか取れず、進学振り分けでどこにも入れないどころか、留年してしまうピンチを迎えていた。 これから巻き返すしかない。しかしどうするか。 まずは授業に出て、少しでも分かることをノートに書き留めること。 それから、分... 続きをみる

    nice! 3
  • 挫折からの脱出

    授業に全く出ないまま、1年生が過ぎようとしていた。 自分はこの後、いったいどうなってしまうのだろうか。 まるで他の人たちとうまくやっていけないのだ。 劣等感、落伍感、倦怠感、憂鬱感・・・・ありとあらゆるネガティブな感情が脳の中を支配していた。 それから、他の奴らが東大生であることばかりを鼻にかけ、... 続きをみる

    nice! 2
  • 東大生にはなったけれど

    私は上京した。 受験まで一度も東京に来たことがなかったため、全てが新鮮だった。 だが、本当は不安の方が大きかった。 自分は今までは、生活面がだらしなくても、勉強ができるということで皆にアピールすることができた。 しかし、東大生は皆勉強ができる。私には皆に誇れる取り柄がなかった。 私は劣等感に苛まれ... 続きをみる

    nice! 4
  • 東大受験・・・・その結果は?

    今から40年前の大学入試には、センター試験やその前身の共通一次試験がない代わりに、東大だけは大学で一次試験と二次試験を設けていた。 一次試験はマーク式で、完全に足きりだったが、理科を2教科、社会を2教科受けなければならなかった。 私は社会の勉強はほとんどしておらず、一応、日本史と世界史を勉強してい... 続きをみる

    nice! 3
  • ついに東大を受験した

    私の高校3年生はもう10月に入っていた。 どの大学や学部を受験するかについて、とりあえず、私は迷ってはいなかった。 それは東大の理科Ⅰ類だった。数学や物理、工学などを勉強するところである。 私は、自分は数学や物理の才能はあるのではないだろうかと思っていた。 中学時代、数学はほとんど何もやらずに10... 続きをみる

    nice! 2
  • やっと光明を見出すも・・・・

    私は追いつめられていた。 頭の中を占めるのは、常に、失敗して何も言えずに立ち尽くす私。 どうしよう。どうしよう。 そのことを考えるといつも頭が真っ白になるのだった。 しかし、もう体育祭の結団式が数日後に迫ってきた時に私は少し、ひらめいた。 「そうか。話すことを考えてあらかじめ練習しておけばいいんだ... 続きをみる

    nice! 3
  • 勉強ができなくなる

    私は、そうして、東大を受けようという思いが徐々に高まってきた。 だが、それどころではなくなった。 2年生の体育祭のスピーチで私はまた失敗した。 全く言葉が出てこなかったのである。何を話したらよいか分からなかった。 ど緊張し、その場に立ち尽し、あうあうという言葉しか出なかった。 ほとんど何も喋れずに... 続きをみる

    nice! 2
  • こりゃ本当に東大に受かるかも

    私は当時、進路についてあまり真剣に考えていなかった。 それから、大学を卒業してどんな職業につきたいかも、私の頭の中にはなかった。 つまり、先のことは何も考えていなかったのである。 そして大学については、私が住んでいたのは西日本であり、東大といってもあまりピンとは来なかった。 ただ、東大は日本一頭の... 続きをみる

    nice! 3
  • 東大を受けようか

    前回のように私は結団式で大恥をかいたのだが、それは幸か不幸か、後後までは尾を引かなかった。 実際、体育祭の終了後にももう一度皆が集まり、クラス代表で話をする機会があったが、そのときはちゃんとできた。 体育祭での経験から、私の心の中で、これを話したいという欲求が盛り上がり、それをそのまま話したのであ... 続きをみる

    nice! 2
  • あがり症再び

    実力テストで1位を取ったことで、私は皆から一目置かれるようになった。 悪い気持ちはしなかった。こそばゆくもあった。 その後、定期テストではダメだったが、 2学期になって実力テストで再び1位を取ると、私はますます注目された。 決して1学期の実力テストがまぐれではなかったことを実証したわけだ。 特別に... 続きをみる

    nice! 3
  • 〇〇って誰だ?

    さて、高校で初めての実力テストがあった。 入学時のテストでも中間試験でも成績が悪かった私は皆からほとんど注目されていなかった。 だが、私はひそかに自信を持っていた。 試験は英数国の基本3教科で行われたが、私はこの3教科についてはトレーニングペーパーをやり抜いていたからだ。 1日3時間の家での勉強で... 続きをみる

    nice! 1
  • 勉強以外のことで注目を集める

    ところが、そんな私が注目を浴びた。それは、勉強以外のことだった。 私は中学校時代、ある部活に入っていた。 自分ではまずまず上手で、体力さえあれば人には負けないと思っていた。 実際に、県で優勝した相手をぎりぎりまで苦しめ、また一年次下の県の優勝者には2度勝った。 ただ惜しむらくは体力がなく、長丁場に... 続きをみる

    nice! 2
  • 君はそんなに勉強ができないくせに

    私は、高校に入ったら中学校のように部活をやらず、勉強に専念しようとした。 家に帰ってからの勉強時間の3時間を、トレーニングペーパーと、学校の宿題に充てた。 結構集中してやった。だがそれ以外はのんびりと本を読んだりした。 だがそうすると、宿題まで手が回らず、やっていかないで先生に怒られた。 さて、私... 続きをみる

    nice! 3
  • 高校の最初に失敗!

    あまり長々と自分の半生を書き起こしていると肝心の医学部・司法試験受験のことが書けなくなり、焦点がぼけてしまう。 しかし、これらの受験に至った理由を書くのに、どうしてもこれまでの紆余曲折を書かないと片手落ちになる。 このため、ポイントとなることを中心に、もう少し書き進めていきたい。 とにかく私は高校... 続きをみる

    nice! 3
  • とっぽん事件

    このブログ、現在は毎日2回、朝6時と夜8時に更新させてもらっている。 しばらくこのペースで続けていきたいが、今日だけは夜10時に更新することとした。なぜなら今回の話は読者が食事中だと気分を害するからである。(といっても夜食の方もいるかもしれない。失礼。) 現在、ブログ上では私は中学を卒業し、高校に... 続きをみる

    nice! 3
  • 高校へ

    それからというもの、私の勉強もやや投げやりになった。 中学の最終学年も夏を過ぎ、周囲は高校受験を次第に意識し始めているのが分かった。 だが大都市ではなく、また今から40年以上も昔のことである。 たしかに高校受験はあったが、おそらく今とは様相を異にしていた。 公立高校の方が私立高校より難しく、偏差値... 続きをみる

    nice! 2
  • 受験老人、失恋す

    さて、私の中学校時代の話に戻る。 対人恐怖を克服した喜びから、私の躁の時期はしばらく続いた。 調子に乗って、当時、私が好きだった女の子に告白した。 こんなに調子がいいのだから、きっとうまくいくと思っていた。 我が世の春である。 だが、結果は、見事にふられた。 その女の子が友達を通じて私に送ってきた... 続きをみる

    nice! 3
  • 今年の司法試験合格者発表に思う

    一昨日の新聞に、司法試験の合格者が1525人で今までで最少だったという記事が掲載されていた。 以下、ちょっと数値の話になる。説明が分かりにくかったら申し訳ない。 受験者の総数は5,238人なので、合格者が1,525人ということは、合格率は30%弱。 こりゃ、合格率は高い。ちょっと勉強すれば誰でも通... 続きをみる

    nice! 3
  • 人生で最も頭がよかった時期

    考えてみると、中学3年生の、あの対人恐怖から脱出した時期、それこそ私の人生において、もっとも頭がよかった時期だったのではなかろうか。 やることが楽しくて仕方なかった。先生の話は1を聞いて10まではいないが3か4くらい理解できた。 理科の教科書を読んで、実験の裏にある原理を自分で推定して導くことがで... 続きをみる

    nice! 2
  • スランプ脱出!

    私は次の日から授業中に質問をすることにした。 私にとって幸いだったのが、できない生徒と違い、自分は極めてよくできる生徒だったことだ。 だから、質問はいくらでも考えることができ、先生の答えに対してさらに疑問を呈することもできる。 ええい、ままよと手を挙げた。「先生、質問があります。」 その声も震えた... 続きをみる

    nice! 2
  • 勇気を出せ!

    その本を読み進めていくと、著者が不思議な夢を見たことが書かれてあった。 お父さん、お母さん、ごめんなさい。 そうして何度も何度も自分が謝っている姿である。 著者は、対人恐怖症に苦しみ、それを克服するためにいろいろな修行をした。 だがそれらはいつも中途半端に終わっていた。 直接やらねばならないことと... 続きをみる

    nice! 2
  • 試行錯誤

    そのような状態はずっと続いた。 授業中、順番に当てられる。 当てられる少し前から私の心臓は早鐘のように鳴った。 口がバクバクして声が出ないのである。 先生が、そして皆が怖くなった。 自殺も考えた。 その頃はおそらく、うつ病とも言ってよい症状になっていたのだろう。 治る方法は試してみたが、どれもうま... 続きをみる

    nice! 3
  • 奈落の底へ

    それ以来、私はなぜか、授業で当てられると緊張して声が震えるようになった。 なぜか分からなかった。 皆は驚いて私を見、私が震えるのを面白がった。 (実は自分自身がそう思っているだけだったのかもしれない。) 特に困ったのが音楽の時。 一人で歌うと、緊張で声が震えた。 ビブラートどころではない。声が出な... 続きをみる

    nice! 2
  • 破綻をきたす

    引き続き、中学校時代のこと。 勉強さえできれば誰にも文句はつけられない。意地でもトップを取り続け、誰からも文句は言わせない。 そのような意固地な私の姿勢が、とうとう破綻をきたしだした。 勉強さえできれば、生活態度は悪くったっていい、という姿勢である。 確かに他の生徒からは表面上、一目置かれていた。... 続きをみる

    nice! 1
  • 大坂なおみ選手に思う

    今回は受験勉強から離れて、ちょっと一服。 最近、大坂なおみ選手を激しく見直している。全米オープンに優勝したからではない。彼女の姿勢にだ。 登場したばかりの頃は、けだるそうな姿、途中で泣きだす姿、インタビューへの回答があまり要領を得ない姿を見て、 私としては、ああ、この娘は、あまりきちんとしていない... 続きをみる

    nice! 2
  • 勉強に目覚める

    実力テストで二番になって以来、皆の私を見る目ががらりと変わった。 そんな時、家庭訪問があった。 先生は私の親にこう言った。 「実力テストの結果をほかの先生たちと話したとき、○○君(私の名前)が2番だったと言っても、誰も信じなかった。それくらい○○君の態度が悪かった。中には、きっとカンニングをしたん... 続きをみる

    nice! 1
  • なんと全校で〇番に!

    入学した直後の実力テストが戻ってくる前、クラスの中ではその結果がどうなるか、結構話題になった。 なんせ、試験の結果が順位づけされるのである。学校全体で400人の生徒の中で。 当時は今のように中学受験がなく、大部分の者はそのような試験は受けたことがなかった。 だから、それによって、自分という人間が初... 続きをみる

  • 中学校の最初でつまづく

    もう少し、私の背景を語ることを続けたい。 私の入学した中学校は1学年400人くらいのまあまあ大きな学校だった。 その中学校には、もともと私が通っていた小学校以外に周辺のいくつかの中学校から生徒が入ってきていた。 私が中学校に入学してすぐに思ったのは、厳しい学校だということだった。 明治の初めにでき... 続きをみる

  • 祖父母に信頼されないっ!

    それでは元に戻って、私の子ども時代のことを書く。 6年生になった。   前回、田舎なので中学受験はない、と書いたが、1つだけ例外があった。 それは県庁所在地に位置する我が県唯一の国立大学の付属中学の受験だった。 そこは高校がなく、中学校までだったが、県内の優秀な子供たちはこぞって受験した。 私も、... 続きをみる

    nice! 1
  • ある研修

    この日記ではこのところ、私の子供時代からの経験を綴っているが、今回は、最近のことを書かせてもらう。いつもより長くて読みにくいが、御容赦願いたい。 先日、職場である研修があった。それはコミュニケーション研修。 仕事相手や職場内での意思疎通をよくしようということで、外部講師を呼んで行われた。 私は普段... 続きをみる

    nice! 1
  • 学習塾に行っている奴らを見返してやるっ!

    小学5年生頃になると、少数の子どもたちは学習塾に通うようになった。 といっても田舎のことである。中学受験があるわけではない。 でもなぜかその塾は評判で、頭の良い子も悪い子も、次第に行くようになった。 私の家は、両親ともに教員をやっていたため、そんなに裕福でないことはなかった。 だから、私も学習塾に... 続きをみる

    nice! 2
  • 漢字練習ノート7冊半!

    (前回からの続き)  漢字テストで名前を書き忘れ、零点をとった私に、先生はこう言ったのだ。 「あなたは罰として、冬休みの間、教科書に出てきた漢字を全部、10回ずつ書きなさい。」 私はげっと思った。これまで習った範囲は相当ある。当時の教科書は上下巻になっていたが、上巻全部と下巻の3分の1までやらねば... 続きをみる

    nice! 2
  • 漢字テストで零点!

    このところ、このブログの題名とちがって、私の小さい頃の勉強についての話に終始しているが、引き続き。 私が小学校4年生の時のことである。 私の担任の先生は、国語の単元がひとつ終わる都度、漢字の10問テストを実施した。 学期のうちに10回行い、学期の終わりには合計点の成績優秀者を表彰した。 私は相変わ... 続きをみる

    nice! 1
  • もしかして自分はテストはできるのでは?

    私が生まれて初めて、おっ、自分も満更ではないな、と思ったのは・・・・ 小学校3年生の時だった。 私はいつもあまり試験の点数はよくなかった。勉強しないからである。 だがある時、先生がある変わったテストをした。 そのテストを見たとき、私はちょっと驚いた。 どれもこれも、知らない内容である。 これは私が... 続きをみる

    nice! 4
  • いじめられっ子だった

    私は、小さい頃から人に馬鹿にされることが多かった。 親に放ったらかしにされていたからだ。 両親は共働きだった。私の面倒はだれもみない。いわゆる「カギっ子」だった。 着るものもいい加減。いつも同じ服をよれよれとしたまま着ていた。 それから、人の話を聞かないという悪い性癖があった。授業中、先生の言うこ... 続きをみる

    nice! 1