受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

2018年10月のブログ記事

  • 電車内恥かき勉強法?!

    1日4時間の勉強・・・・それをいかに確保するか。 前回述べたように、自宅と駅の間等の二宮金次郎式勉強法で数学の勉強時間を1時間近く、確保できた。 少なくとも数学はこれで安心だった。 しかしそれ以外の勉強科目がまだ7科目ある。 私が次に目を付けたのは、電車内の時間だった。 もよりの電車の駅から職場ま... 続きをみる

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  • 二宮金次郎式勉強法?!

    とにかく、どうしても勉強時間を確保しなければならない。そのために私が編み出した方法・・・・ それは二宮金次郎式勉強法、つまり、歩きながら勉強するという方法である。 言っておくが、これは現代においては不謹慎なやり方である。 金次郎の頃のようにのどかな時代・場所ならともかく、歩きスマホの害が声高に叫ば... 続きをみる

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  • なかなかはかどらないっ!

    とにかく私の考えは、勉強時間さえきちんと確保すれば、何とかなるというものだ。 そして、それを継続すること。1日1時間でも、30分でも。 しかし、この「確保する」というのが意外と難物なのである。 その第1の敵は「疲れ」である。 年をとったせいか、とみに集中力が続かなくなってきた。同じことを1時間もや... 続きをみる

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  • いよいよ勉強を始める

    さて、4月に入り、計画を立てた後は、私はとにかくマイペースで、教材に取り組むことにした。 まず司法試験について。 まだ寺本に取り掛かる準備ができないうちは、家に戻ってから無料の映像の入門講義を聴くことを繰り返した。 とにかく、司法試験は私にとって、得体のしれない怪物のように思えた。だから、まず、イ... 続きをみる

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  • ある結婚式で

    これは今から30年近く前の話である。 それは私の出席した結婚式の中でも最も豪華な結婚式だった。出席者には国会議員、しかも著名な議員が並んでいた。 代わる代わる祝辞が述べられた。 その中で、ある方の祝辞に、強烈な印象を受けた。 それは、当時内閣総理大臣を務められていた、中曽根康弘さんのお話だった。 ... 続きをみる

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  • さあて、1日8科目がんばるぞ!

    4月からやることをまとめてみると、以下のようになった。 (医学部受験) ・数学:チャート式(ⅠA、ⅡB、Ⅲ) ・化学:大宮(理論、無機、有機) ・物理:漆原(力学、波動、電磁気) ・地理:村瀬(系統地理、地誌) (司法試験受験) ・憲法:寺本 ・民法:寺本 ・行政法:寺本 ・刑法:? この体制で9... 続きをみる

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  • 1日の勉強時間をどうやって作ろうか?

    さて、勉強を始めた4月に戻る。いよいよ本格的な勉強開始である。 一日の勉強時間をどうするか、考えた。 これまで、4時間だと書いてきたが、それは最低限でも4時間、という意味である。 私が1日で最大自由になる時間を考えると、 ・起床後、出勤まで 2時間 ・出勤時間(行き・帰り)計2時間半 ・帰宅後、就... 続きをみる

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  • 祈ります。

    私はこの「受験老人日記」を、あくまで自分のために書いてきた。この日記を書くことで、今までの自分の人生を振り返り、また、カミングアウトすることで、自分を鼓舞しつつ勉強できると考えたからだ。 それでも、私のブログを見てくれている人たちがいればうれしく、「nice」のボタンを押してくれる人たちにも励まさ... 続きをみる

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  • 医学部入試で高齢の受験生を差別するのは正しいか?

    今さら大上段から言うのも恥ずかしいが、今回は高齢者の受験問題について、私見を述べる。 御存知のように、医学部の入試では男女差別が問題となった。だが、あわせて多浪への差別も問題となった。 文科省の調査により、得点を加点したり減点したりして多浪生に差別を行っていた大学はやり玉に挙げられた。 大学側の言... 続きをみる

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  • 1か月かけて計画を練る(司法試験その4)(絶好の講座・参考書に出会う)

    そうして無料のネット講座を探しているうちに、ある講義に行きついた。 寺本康之という先生のやっている講座だった。 それは司法試験を対象としたものではなく、大卒程度の公務員試験対策用と銘打っていた。そして、その講義は、市販されている参考書に沿って、1章ごとに教えてくれるものだった。 これしかない、と直... 続きをみる

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  • 1か月かけて計画を練る(司法試験その3)(無料のインターネット講座を聴く!)

    司法試験のわかりやすい参考書がブックオフで見つからない。さてどうするか。 そこで私が考えたのは、インターネットで司法試験講座の動画を見つけることだった。無料で聴けるやつを。 やはり、本を読んで勉強するのはしんどい。映像授業でいいので、人から教わることで、自然と勉強ができるし理解が早い、と思ったのだ... 続きをみる

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  • 1か月かけて計画を練る(司法試験その2)(ブックオフで参考書を売ってない!)

    さて、予備試験では7つの試験科目の勉強をしなければならない。 これをどうやったら効率的にできるのか。しかも1日2時間の勉強時間で。 人に言ったら笑われるだろう。だが、何としても、当面の勉強時間はこれだけでやるしかない。 受験老人は、カネも、そして時間もないのだっ。 だが、大学受験と違い、司法試験は... 続きをみる

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  • 1か月かけて計画を練る(司法試験その1)(司法試験のしくみ)

    (以下、「予備試験のブログ」の読者の方は当然御存じの内容である。また私自身がこれから何回かにわたりお話する勉強法は、なんじゃこれ、と言えるほど稚拙なものである。だが、受験老人はこの方法で始めたのである。)  さて、司法試験の勉強である。これについては、さっぱり土地勘がない。 だから、それがいったい... 続きをみる

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  • セコすぎる話(ゼロ円勉強法)

    私こと受験老人は、参考書等をブックオフで買うことを基本にしている。 高い金を払って新品を買っている方々からすると、セコい話だが、まあこれをモットーにしているのだから仕方ない。 しかし、さらにセコい話がある。 ブックオフにも、高い本と安い本がある。私が買うのはだいたい100円か200円の本だ。 そう... 続きをみる

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  • 1か月かけて計画を練る(医学部受験その4)(参考書を決めた!)

    子供たちの話を参考にしながら、4月から始めるための参考書を決めた。 分かりやすいというのが第一条件。でないと必ず途中で挫折する。 そして、私が考えたのは、少なくとも数学と理科については、その参考書に含まれている問題量が多いというのが条件。その理由はまた後で。 4月の最初から進めるのは、数学、理科(... 続きをみる

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  • 1か月かけて計画を練る(医学部受験その3)(1日2時間の勉強でどうやるか)

    さて、じゃあ国立医学部受験に向けて、具体的にどうするか。 これは今年3月の時点で考えたことである。 まず、主だった参考書を一通り読むこと。これを5月か6月までにやってしまおう、と思った。 もちろん、それだけでは全く実力がつかないと思う。本当に実力がつくのは問題演習だ。 私はその大切さはよく分かって... 続きをみる

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  • 1か月かけて計画を練る(医学部受験その2)(社会をどうするか)

    社会の勉強はどうするか。 社会は、センター試験でのみ必要だ。 だが、センター試験は、東大などではともかく、普通の国立大学では結構大きな比率を占める場合もあり、おろそかにすることはできない。 私が東大を受験したのは、まだ共通一次になる前で、一次と二次の試験だった。 そして理系でも、社会は2科目選択し... 続きをみる

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  • 1か月かけて計画を練る(医学部受験編その1)(理科をどうするか)

    わずか1年間の勉強で医学部と司法試験の両方に受かるためには、あまり時間的余裕がない。 特に、私は塾や予備校に行っていないので、勉強の方針は自分で立てなければならないが、それを間違えたら取り返しがつかない。 このため、まず私は今年3月に、1か月かけて、勉強をどのようにしてするか作戦を練ることにした。... 続きをみる

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  • 受験老人には塾や予備校に行く余裕もないし金も時間もない

    (昨日、現在の気持ちを正直に書いた。今後はまた、勉強を始めることを決意した頃(3月)の自分に戻り、これまでの経緯や心の動きを書く。前後してしまい申し訳ないが、既にその頃から経験したことや考えてきたことをいくつか書き溜めてきているので、現在の時点に追いつくまで、今後何十回かにわたり、それを掲載してい... 続きをみる

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  • はっ、恥ずかしい・・・・

    昨日、予備試験の論文試験の発表があった。現在の気持ちを正直に書く。 私は少し前から、予備試験のブログの中で、司法の犬さんの「予備試験を独学・1年で受験してみた」のブログに注目していた。 彼もたった1年間の勉強期間で、しかも予備校へも行かず、金のかかるネット講座も聴かずに、独力で予備試験に受かろうと... 続きをみる

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  • 敵を知り己を知れば百戦危うからず

    孫子の名言に「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というのがある。 正確にはこうだ。 「彼を知り己を知れば百戦殆からず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し」つまり、 ①敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない。 ②敵情を知らないで味方... 続きをみる

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  • さあ計画を立てよう!

    このブログの開始以来、50回余りを、これまでの私の半生、それから、どうして私がこの歳で医学部と司法試験を両方目指すかという理由の説明に費やしてきた。 意外と長引いてしまったが、まあ、一通りは説明ができたと思う。 私は既にこの4月から、両方の合格を目指して歩み始めている。既に6か月以上経っている。自... 続きをみる

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  • T医大のこと

    先日、連休中の1日を利用して、T医大であったあるワークショップに出席した。 世界生命倫理デ―の記念行事だとのことで、講演と抱き合わせで、参加型の研修が行われることを知った。 参加は無料というので、貧乏で好奇心の強い受験老人は、思わず申し込んだのだ。 研修は、医療機関が患者の治療を行う際、はたしてそ... 続きをみる

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  • 自分自身への挑戦

    これまで何回かにわたり、私が医学部や司法試験を目指す理由を書いてきた。 だが、実は、これらのさまざまな理由よりも、底に流れている、ある感情がある。 それは・・・・自分自身への挑戦であり、ロマンを求める気持ちである。 私の年代は、マンガとともに育った人も多い。私もそうである。 私の好きだったマンガは... 続きをみる

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  • 私が医学部と司法試験を両方目指す理由(医療裁判、医療小説)

    実は、私が医学部と司法試験を同時に目指す理由は単なる見栄や高齢者の星となる以外にもある。 それは医療裁判での患者の弁護である。 頭脳王の河野氏が東大理Ⅲと司法試験合格を両方果たした理由を聞かれ、そのように答えたのを聞き、なるほどと思った。 前にも書いたが、私はある大学病院で目の手術に失敗した。 そ... 続きをみる

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  • 私が司法試験を目指す理由(一目置かれたい)

    私が司法試験を目指したきっかけは、極めて浅薄な考え方からである。 退職後、再就職できないのではないかという不安は大きい。 だが、ありきたりの仕事はしたくない。やりがいもあり、人からも尊敬されるようなことができないか。 司法試験なら、おう、すごいと皆が誉めてくれるのではという、極めて幼稚な考え方から... 続きをみる

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  • ノーベル賞と2人の友だち

    今年もノーベル賞の季節を迎えた。 日本は昔、科学技術基本計画という5年毎の計画で、50年間に30人ノーベル賞受賞者を輩出させる旨の目安を立てたことがある。 最初は荒唐無稽な計画だなあと思っていたが、2000年以降、あれよあれよと毎年のように日本から受賞者が出た。 そして、そのペースはまずまず維持さ... 続きをみる

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  • 私が高齢で医学部を目指す理由(高齢者の星になりたい)

    医学部を目指す理由のひとつは、高齢者でも医師として働けるということを示し、高齢者の星になりたいということである。 高齢者は、退職後に再雇用で働くと給料がガクンと落ちる。たとえ能力やスキルが若い現役世代を上回っていても。 そして、そんな高齢者が働く場所は、駐車場整備、守衛、庭の剪定等、単純なものに限... 続きをみる

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  • 私が高齢で医学部を目指す理由(人の役に立ちたい、医師への不信感)

    医師の志望理由は複雑で、一言では説明できない。 だが、私には人の役に立ちたいという気持ちがある。 もちろん、人の役に立つ職業はいろいろある。多かれ少なかれ、ほとんど全ての職業は人の役に立つものだろう。 しかし、医師ほど直接的に人の役に立ち、感謝され、尊敬される職業は他にない。 私はかつて、大震災直... 続きをみる

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  • 私が高齢で医学部を目指す理由(見返してやる、老後の資金)

    今回からは、少し冷静に、高齢での医学部・司法試験の受験について考察していきたい。 まず、私が医学部を目指す理由はいろいろある。 断っておくが、これは面接対策用に書くものではない。だから突っ込みどころ満載である。 しかし、ここではあくまで自分の原点を明らかにしておきたい。 まず、最初に書いたように、... 続きをみる

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  • 本庶先生のこと

    このブログは今後1日1本を基本とすると言ったが、緊急投稿させてもらう。 本庶先生のノーベル賞に、心からおめでとうと言いたい。 私が本庶先生に初めて接したのは、今から30年くらいも前のことだった。 行政をやるようになってすぐ、私は免疫系の研究推進方策作りを任された。 そこで当時の有名な免疫の先生を集... 続きをみる

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  • 人生の選択

    行政職と、企業の研究所の最終面接が同じ日になってしまった。 行政職の方が面会時間が早く、企業の方がそれから1時間後にあった。 両方とも行くわけにはいかない・・・・。 片や行政、片や研究。さて、どちらを選ぶか。 国の試験を通った行政職というのは、一般に、キャリアと呼ばれるエリートである。(ただし当時... 続きをみる

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