受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

58歳の何のとりえもない男が、医学部と司法試験を同時に、しかも短期間で合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

大坂なおみ選手に思う


今回は受験勉強から離れて、ちょっと一服。



最近、大坂なおみ選手を激しく見直している。全米オープンに優勝したからではない。彼女の姿勢にだ。


登場したばかりの頃は、けだるそうな姿、途中で泣きだす姿、インタビューへの回答があまり要領を得ない姿を見て、


私としては、ああ、この娘は、あまりきちんとしていない、わがままな娘さんなんだろうなあと思っていた。


だが、私のそうした考えは180度、転換した。



決勝では、絶対女王のセリーナ・ウィリアムズ選手への審判を巡り、同選手が審判にクレームを付け、会場全体も同調して大坂選手の敵に回った。


しかし、その中で彼女は全くペースを乱されもせず、淡々と戦った。


そして、優勝インタビューでは「勝ってごめんなさい。」


さらに、あこがれのウィリアムズ選手と戦えて、うれしいと答えた。


・・・・何とけなげな態度か。



これでは、ウィリアムズ選手も矛先を収めざるをえない。最後は会場に向かって、大坂 選手にブーイングをしないように自ら呼びかけてくれた。


おそらく、二人にとっては、最後はとてもよい終わり方で、ライバルであるとともによき友になれるのではと確信した。



私がもっと大坂選手に感心したのは、彼女が特別仕様のものではなく、市販のラケットや靴を使っているということ。


一流の道具を調達する金がなかったのかもしれないが、それにもかかわらず、世界の頂点にまで駆け上がったのである。


・・・・何事も、少し上達してくると、やたら環境を整えたがるのが人間だ。


高い道具を買いそろえ、一流のコーチ陣をつける。それでもうまくいかない時は、環境のせいにする。


(そういう意味で、私としては、今回のウィリアムズ選手や、かつて錦織選手が腹を立ててラケットをたたき折ったのは感心しない。大坂選手もラケットを放り投げたこともあった。道具は粗末にすべきでない。)


最後は、道具の問題ではない。自分自身なのだ。弘法、筆を選ばず。



・・・・まっこんなことを言うのも、カネのない受験老人としては、全くカネをかけずに受験を乗り切ろうと考えているからである。


まず、塾や予備校は決して利用しない。


そして参考書の類はほとんどをブックオフで、できれば100円か200円で買いそろえる。


司法試験の授業は、インターネットで無料講座を探して聴く。



もし本当にそれでうまくいったら、大々的に宣伝できる。


医学部でも、司法試験でも、裕福でない人でもカネをかけずに、がんばれば行ける。


その見本になりたいのである。


まっ私自身、1回戦負けとなる可能性はかぎりなく高いが・・・・。



大坂選手は、これから一斉にメディアに注目され、ちやほやされると思う。そうして対応に追われ、努力を忘れ、つぶれて行った選手は多い。


でも、彼女にはそれには絶対に染まらず、初心を忘れず、素朴な気持ちを持ち続けてもらいたい。 そうすれば今後10年、世界のトップに君臨できる。


まだ20だ。老人にはうらやましい・・・・。