受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

センター試験の結果が届いたが・・・・

昨日、帰ってきたらセンター試験の結果が届いていた。 受験老人は結局、目的の医学部を落ちてしまったので、センターの結果はあまり関心がなかった。 だが、ただひとつ。センター試験で大きな書き損じをして大幅減点を食らったのではないかというところだけは確認したかった。 そして通知を開けてみた。すると、ややや・・・・ 不思議なことに、自己採点より良い。(( )内は自己採点。) 地理             …

久しぶりに出勤すると・・・・

昨日、1週間ぶりに出勤した。 朝、電車内はいつもよりぐっと少なかった。 実は受験老人は、通勤混雑を避けるため、朝が早いのだ。(そのかわり、夜は早く帰る。) だがそれにしても、すごく空いていた。いつもの半分もいない。 皆、ちゃんと自粛命令を聞いているのだ。 おまけに、電車に乗っている人は、1人残らずマスクをしている。していない人を探すのが大変なくらいだ。 こうして日本人が規律を守っているかぎり、コ…

テレワークに慣れる

受験老人は先週中ごろからずっとテレワークである。 職場からパソコンと資料を持ち帰り、朝7時頃から夕方まで仕事をしている。 最初はリビングでやっていたため、なかなかはかどらなかった。 寝床も引きっぱなしだったため、疲れるとついごろんとなった。 そばに家族がいるとつい雑談をしてしまう。すると効率がガクンと落ちた。 こんな事じゃダメだと思った。 がた落ちしたとはいえ、きちんと給料をもらっている身だ。 …

予備試験の延期と受験老人

予備試験が延期になった。 各試験会場には数百人以上、特に東京会場には2千人を超える受験者が集まる。 3密のうち、決して密接すなわち受験者間の私語はないが、密閉空間に密集している。 まあ延期は当然だろう。 考えるに、コロナの流行があと一月早かったら、大学入試すらも延期か中止になっていた。そう考えると大学入試に関するかぎりは不幸中の幸いだったろう。 (もっとも受験老人はセンター試験後に受験科目を変え…

緊急事態宣言とテレワーク

ついに緊急事態宣言が発出された。 と言っても何ら強制力はなく、罰則が科されるわけではない。 だからいつものようにマスクなしに外出し、居酒屋に行く者もいるかもしれない。 しかし、受験老人は信じたい。日本人の規律性を。 欧米等での感染爆発を尻目に、日本がここまでそれほど感染者数や死者が増えずに持ちこたえてきたのはなぜだったか。 それはひとえに、日本人がきちんとマスクをし、自粛要請をきちんと守って外出…

受験老人の卒業と入学

春だ。普通なら桜が咲き、また散っていくのとともに、卒業と入学を迎える。 だが、今年はあまりぴりりとしない。 花見は禁止、さらに外出も自粛になり、桜をじっくり見る機会がないからだ。 ただ、受験老人の家の周りには遊歩道が張り巡らされ、そのあちこちに桜の花が咲いている。それを見れば季節の移り変わりは認識できる。 さて、受験老人は卒業を迎えた。長かった勤めの終わりである。 退職にあたり、勤め先で退職の式…

コロナウィルスの危険性を正しく認識したい(その2)

前回の続き。コロナウィルスの現状の危険性は、従来のインフルエンザに比べ低いように見える。(感染者の割合、死亡数)。 私が安心できない理由、それは、ひとえに予防薬(ワクチン)と治療薬が現状で存在しないからだ。(治療薬も決定的なものはない。) やがて、現在蔓延しているコロナウィルスに対するワクチンができる。確実にできる。ただそれが実用化するためには2年近くかかる。なので来年いっぱいも間に合わず、2シ…

コロナウィルスの危険性を正しく認識したい

コロナウィルスってどのくらい危険なのだろう。 今、受験老人は両親の介護のため帰省している。 スーパーにはまあまあ多くの買い物客が来ている。 客の中でマスクをしている者はだいたい3分の2くらいだ。店員はだれもしていない。 レジで私の後ろに並んだ男子高校生の6、7人の集団は誰一人マスクをしておらず、大声でふざけあっていた。私にも彼らの発する飛沫や、少なくともエアロゾルが飛んだかもしれない。 おそらく…

コロナで大反省

受験老人は3連休明けのある日、この日しかないと思ってスキーに行った。 その頃は、オリンピックの開催が延期された直後で、仕切り直しにはなったものの、コロナの感染に日本は持ちこたえており、むしろ感染が進む諸外国に配慮するところが大きかったと思う。 東京では大阪や神戸の自粛要請を尻目に、むしろ楽観ムードが漂っており、3連休では街に繰り出す人々も多かった。座らないでの花見や、座席を離したイベントの再開等…

スキー老人

オリンピックが延期になった。 後で批判するのは簡単だが、決断に関わった人たちはそれこそいろいろなことを考え、大変な調整の末の決断だったろう。 まだ未決定のことも多く、これからもいろいろな難しい判断を強いられると思うが、関係者の努力に敬意を表したい。 このように何事も、仕切り直しというのは大切である。受験老人も仕切り直しをした。 オリンピックにちなむというわけではないが、退職で有休があるのをいいこ…

相模原事件に想う(その2)

さて、知的障碍者は社会のお荷物だから殺した方がいいという犯人の考え方はどうか。 まあ法律上は人の命は平等である。人種にもよらず、年齢にもよらず、どのような人だってそうだ。 それはなぜ、そうなっているのか。受験老人はいろいろ考えてみた。以下、ひとりよがりの部分も大いにあるが。 まず、命を区別すべき基準がない。たとえばIQが80以下だったら殺しても罰を受けないとする。すると81だといけないのか、とい…

相模原事件に想う(その1)

施設で生活する多数の知的障碍者の命を奪った犯人に極刑が下された。 しかし、考えることの多い犯罪だった。 被害者や被害者の家族のことを思うと、いたたまれない。 だが、犯人に、命の重さを納得させるにはどうしたらよいのか私には分からない。 まず、人と動物の命は同じか違うか? 実際には、たとえゴリラやチンパンジーを100人殺しても、人間を1人救おうとする。 すなわち人間が支配する世界では人間の 命は他の…

予備試験準備 やり始めて分かったことと軌道修正

受験老人は司法試験の勉強をすべく、マンガのような簡単なものを読み始めたのは前に書いたとおりだが、かといって簡単に読み終わるものではない。 マンガと言っても半分くらいは文字の部分があり、丹念に読んでいくと結構時間がかかる。 そして、毎日7科目をやっていくと言っていたものの、実際には移動時間、隙間時間、家での勉強を合わせても全科目をやるのは難しく、せいぜい5科目ずつくらいしかできない。 そんな中で、…

自分はこの世のために何ができるか

前回のブログを書いている途中、激しい睡魔に襲われた。このためブログを書いている途中でやめざるをえなかった。 後で見直すと、「自分は輝いていない」とか「コロナで職をあぶれた人たちのことを考えると職が見つかった自分はありがたい。」とか、消極的な言葉を並べていたと思う。 改めて、自分のモットーを挙げておく。 まず、自分の好きなこと、自分のやりたいことをやる。これが一番。そうでないと続けることはできず、…

再出発

受験老人は、2年前のこの時期に医学部合格と司法試験合格の両方を目指して勉強を始めたものの、結局、 ・昨年の医学部入試 不合格(合格最低点はクリアしていたが) ・昨年の司法試験予備試験短答式 不合格(受験生全体の3分の2の位置) ・昨年の学士入学試験 不合格(1次試験は通過したが) ・今年の医学部試験 不合格(得点開示まだ) と、何と4連敗である。 おそらく2か月後の予備試験短答式も不合格だろうか…

ああ、情けない

先日、受験老人の受けた大学の合格発表があった。 不合格だった。 わずかな望みをかけていたが、ああ、やはりかと。 ショックはあまりなかった。 むしろ、通ったらどうしようかとも思う気持ちが半分あり、少しほっとした。 成績開示はやろうと思うが、受験老人としては、今回は実力で落ちたと思う。 前回のように最低点をクリアしていたのに落とされたということはないと思う。 面接はまずまずできたと思うから。大学側は…

マンガ勉強法は楽し

司法試験予備試験の勉強を始めているが、気づいたことがある。 昔に比べ、勉強がすごく楽しいのである。 マンガのような、簡単なものを読んでいるせいかもしれない。 今読んでいるのは、 ・憲法:マンガ公務員試験 憲法 ・民法:マンガでわかる民法入門 ・刑法:郷原豊茂の刑法まるごと講義中継 ・行政法:マンガはじめて行政書士 行政法 ・商法:マンガはじめて行政書士 会社法 ・民事訴訟法:伊藤真の民事訴訟法入…

司法試験 勉強再開

さて、久しぶりに司法試験(予備試験)の勉強をすることにした。 といっても、短答式まであと2か月余り。おそらく合格はムリである。 受験老人は昨年、全く司法試験用の勉強をせず、公務員試験や行政書士、司法書士試験用のテキストをブックオフで買い込んで、一通りやった。 その結果・・・・短答式は全体の3分の2くらいの順位で、見事に落ちた。 当たり前である。本格的な勉強をせずに受かるわけがない。 高校入試用の…

コロナの流行で思い出した

コロナ肺炎の流行で思い出したことがあった。それは受験老人が昨年、ある大学で行った講義だった。 今から600~700年ほど前、14世紀に世界で「黒死病」という病気が大流行した。黒死病は数度流行したが、その時が一番ひどかった。 全世界でその病気で1億人が死んだ。ヨーロッパの全人口の30-60%が死んだ。感染した者はほぼ100%、肺炎等で息絶えた。 発症すると細菌の影響で体全体が真っ黒になって死んだ。…

終わった・・・・

試験が終わった。 楽観視した自分が馬鹿だった。 せっかく試験科目を数学から生物に乗り換えたものの、勉強し残していた部分からばかり出題された。 結果・・・・半分ほどしか点が取れなかった。 また、数学や化学はもっとひどい。 せいぜい4割ほどの出来だ。 特に化学は時間の配分をまちがえ、1問を丸々やり残してしまった。 ああ・・・・ どうやら受験老人のチャレンジは夢と消えてしまったようだ。 試験を甘く見す…