受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

忍び寄る悪魔

岡江久美子が亡くなった。


コロナでは有名人として志村けんが亡くなっているが、受験老人にとって、ショックはそれ以上かもしれない。
彼女は受験老人と同世代だ。実際には彼女の方が少し年上だが、全く年を感じさせないほどふっくらと若々しく、かわいく見えた。だから受験老人も昔から彼女のファンだった。
かつては、彼女が出ていたはなまるマーケットが始まってから出勤する習慣だった。
御主人の大和田獏もよく似た雰囲気で、理想的なカップルだと思っていた。
それだけに、ああ、こんなに生命力にあふれた人でも死ぬんだ、そう思い、ぞっとした。


そう、悪魔は身近に迫ってきているのかも。


彼女は初期の乳がんだったらしい。だが発見が早く、ほとんど治癒できていたと思う。
しかし、そうした既往症が、悪魔の標的となった。
(ただ、臓器移植でもないがん治療で免疫力が大きく下がっていたとは思われないが。)


自分のことを考える。
受験老人は高脂血症であり、高血圧である。
このためコレステロールを減らす薬(スタチン)を飲み、昼はモズクとわかめを食べてその低減化に努めていた。
だが先日、退職に当たり、何も努力しなかったらいったいどうなるだろうかと、あろうことか、薬も飲まずに暴飲暴食した。
その結果がこれである。(画像がぼやけて申し訳ない。)

総コレステロール値を計算すると300以上になった。
(注)総コレステロール値=善玉コレステロール(HDL)+悪玉(LDL)+0.2×中性脂肪


一方、血圧も異常に高い。
上は160、そして下が何と110~120もある。


これでは、いつ死んでもおかしくない。


そんな生活習慣病の塊の受験老人は、悪魔の格好の餌食となる。
コロナにかかったら、おそらくすぐ死ぬだろう。


最近は受験老人は在宅勤務が中心だが、昨日は出勤した。
混雑を避けるため極端な早い出勤、退勤をしているが、それにしても電車はガラガラだった。ありがたい。


しかし、いやな話を聞いた。職場についに疑いのあるスタッフが出たというのだ。
その人の仕事場は洗浄され、濃厚接触者も調べられている。


そう、悪魔は確実に忍び寄っている。
現在、東京の感染者数は横ばいだ。
悪魔を撃退できるか否か、それは一人ひとりの覚悟と実践にかかっている。
受験老人も外出を控え、そして、同時に食習慣の改善や適度の運動が必要だ。


そうして一人一人が自らを律していくことで悪魔を撃退できる。
それは「自分自身のためであり、皆のためでもある。」
私はこのフレーズをこよなく愛する。何をするにしても。