受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

緊急事態宣言とテレワーク

ついに緊急事態宣言が発出された。
と言っても何ら強制力はなく、罰則が科されるわけではない。
だからいつものようにマスクなしに外出し、居酒屋に行く者もいるかもしれない。


しかし、受験老人は信じたい。日本人の規律性を。
欧米等での感染爆発を尻目に、日本がここまでそれほど感染者数や死者が増えずに持ちこたえてきたのはなぜだったか。
それはひとえに、日本人がきちんとマスクをし、自粛要請をきちんと守って外出を控えていたからに他ならない。
日本人は規律をきちんと守れる国民なのだ。まあ一部例外はあるが。


緊急事態宣言は、その意味で、大変なことが起こっていると日本人が認識し、よりきちんと自粛するための心理的強制力を与えると思う。


さて、受験老人は新たな勤めを始めたのだが、この緊急事態宣言により、早速、仕事に変化が現れた。
つまり、テレワークである。
仕事をパソコンごと家に持ち帰り、家で仕事をする。
そうなったのである。


テレワークでは別にずっと監視カメラで監視されているわけではない。だからさぼろうと思えばいくらでもさぼれる。
こうなると人はどうなるか。遊んでしまう人もいるかもしれぬ。


まあ、これが勉強だったら、自分のためにやるため、義務ではないのでなかなか一人ではできないかもしれぬ。(受験老人だってそう。)
しかしこれは仕事だ。きちんとお金をもらっている(現役時代に比べずいぶん少なくなったが)。それに見合っただけのことはしっかりしなければならない。
受験老人も、ある意味では日本人だ。日本人なら、家でもしっかり仕事をするのは当たり前。
それこそが、今、コロナで仕事もなくなり途方に暮れているたくさんの人たちへのせめてもの償いだ。


幸い、今の仕事はコロナの対策と大いに関係しているところである。
私がしっかり頑張れば、それが世のため、人のためになると信じたい。
さあ、どのようなことができるか。考え考えやっていこう。
このテレワーク期間にもしっかりした成果を出したい。


もちろん、移動がない分、受験勉強もしっかりがんばりたいが。予備試験まであと1か月だ(どうせ通らないので切迫感は全くないが)。