受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

司法試験 勉強再開

さて、久しぶりに司法試験(予備試験)の勉強をすることにした。
といっても、短答式まであと2か月余り。おそらく合格はムリである。


受験老人は昨年、全く司法試験用の勉強をせず、公務員試験や行政書士、司法書士試験用のテキストをブックオフで買い込んで、一通りやった。
その結果・・・・短答式は全体の3分の2くらいの順位で、見事に落ちた。


当たり前である。本格的な勉強をせずに受かるわけがない。
高校入試用の勉強しかしていない中学生が、いきなり大学入試を受けるようなものである。


ただ、受験老人はこう思う。地理や歴史は、まず小学校の時に学ぶ。聖徳太子、織田信長、徳川家康・・・・基本的なところをざっと知る。
その次に中学校で学び、詳しく知る。
そして最後に、高校でさらに詳しく、根本まで含めて学ぶ。
そうすることで、その時の子どもの能力に応じてスムーズに頭に入るようになるのである。


司法試験もこれと同じだと思った。いきなりやってもちんぷんかんぷん。
まずは小学生レベルからだろう。
受験老人は昨年の短答式受験時には、この小学生レベルをやっと終えたぐらいだった。


よし、今回はせいぜい中学生レベルまで引き上げるぞ、と改めて予備試験の勉強を始めたところ・・・・


ややっ、全く記憶が脱落している。どれもこれも、初めて学ぶような・・・・。
そう、残念ながら、この年になると学んだことをすぐに忘れてしまっているのだ。


このため、また小学生レベルから始めるしかない。
そうして受験老人が手に取ったのは・・・・マンガ。
マンガで学ぶものをとりあえず読み、勘を取り戻すしかない。


そうして、マンガになっている憲法、民法、行政法、商法を読み始めた。
まあ、それでもこれを読むのに2~3週間ほどかかりそうだ。
マンガのない(又はマンガがあっても難しい)刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法はわかりやすい郷原と伊藤真の入門テキストを読み始めた。


いずれも1度読んだものだが、まあ3週間ほどで読み終えれば、とりあえず助走にはなるだろう。
しかし読み終えた段階では残り2か月足らずになってしまう。


まっ今回の目標は、短答式の順位を、昨年の全体の3分の2の位置から、3分の1の位置まで引き上げること・・・・
ゆるい目標だ。だが仕方ない。自分のペースで進めたい。