受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

神の試練

ああ、やはり介護をしながらの受験勉強というのは無理がある。


昨日から今朝にかけて、ほとんど進まなかった。


さんざん切り詰めてやっても、今朝までの勉強は以下のとおり。


      2/13 2/14 2/15  2/16
数学残数 470 445 410 402
物理残数 159 140 134 126
化学残数 184 171 157 148
残数計  813 756 701 676
やった数    57   55   25


もう、受験までに800問という目標達成は、ほとんど不可能になってきた。
目標を含め、勉強のやり方自体を変えなければならないかもしれない。


母の着替え、コルセット装着、排せつ、食事の世話、買い物、掃除、片付け、食器洗い・・・・。


なぜか時間がかかる。


認知症気味の母は私と話したがり、時には命令口調になる。


勉強をするため少し離れると、呼び戻される。


ちょっと勉強が興が乗ったと思うと、中断される。これは痛い。



ただ・・・・思った。


これは私にとって、神様が与えた試練なのだと。


それを乗り越えることこそ、合格のためのハードルなのだと。



そういえば、こんな時のためにこそ、自分は「10分間勉強法」を開発したのではなかったか。


よし、細切れ時間を使い、1問でも2問でも進めよう。


1問やるごとに0.1点、神様が加算してくれると思おう。


10問で1点。100問で10点。700問で70点だ。


神様は果たしてそんなボーナスをくれるだろうか・・・・。


まあ、あてにすまい。頼るのは己しかない。