敗北宣言
終わった。敗戦宣言だ。
ほとんどできなかった。予想は数学3割、物理3割、化学4割か。
数字は残酷だ。これでは合格点に100点ほども足りないだろう。
(ただし英語はまずまずだったので少し差は縮まるかもしれないが。)
最後の2週間で精いっぱい勉強して、数学はチャート例題、化学は重要問題集、物理は漆原を終え、自分なりには帳尻を合わせたつもりだった。
だがそれでは全く甘かったのだ。それはスタートであってゴールではなかった。
受験生たちは皆、死ぬような思いをして、何点かずつ上乗せをしていっていたのだ。
それを受験老人は2週間でまかなおうとしたのだ。どう考えても無理がある。
野村監督の言葉
「勝ちに不思議な勝ちあり。負けに不思議な負けなし。」
この言葉は受験にも当てはまる。
また、受験老人は大学の過去問すらろくに見ていなかった。
試験日の前日に東進のホームページから慌てて3年間分を印刷しただけだ。
せっかく「不可能はなし」さんから貴重なアドバイスがあったのに。時間がなさ過ぎた。
敵を知らず、己を知らずして勝利なし。
なお、今回の受験で印象的だったこと。
大学前で、何人もの受験業者の人たちがパンフレット等を配っていた。
だが、私はほとんどもらえなかった。
私に渡した後、「明らかに受験生じゃない人には渡さないようにしないと。」と
バイトの人が怒られていたのが聞こえた。
しかし、その中でも渡されたパンフレットに面接対策やチョコレートが入っていた。ラッキー!! 大いに利用させてもらった。
そして帰りがけ、交通機関が来るのを待っていると、なんと現役女子高生から声をかけられた。受験老人は思わず緊張した。
その子は私と同じ教室にいたのだが、私のようなおっさんが受験していたのが気になってならなかったようなのだ。
その子も苦戦したようだが、私を見てたとえ落ちても今後もがんばる元気が出たと言った。
私は今回の受験の目的を、高齢者に勇気を与えるということに置いている(面接でもそう主張した)が、こんな若い子を勇気づける効果もあったなら嬉しい。
さて、受験老人の医学部への挑戦はひとまず終わった。早速今日から司法試験予備試験対策に全力を投入したい。
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