受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

精神集中勉強法

受験日まで、あと土曜日と日曜日を残すだけになった。
今日、これまでの勉強記録である。


2/12-2/13-2/14-2/15-2/16-2/17-2/18-2/19-2/20-2/21-2/22
数学残数 470  445  410  402  396  350  305  275  241 200
物理残数 159  140  134  126  119  115  105    97    87   77 
化学残数 184  171  157  148  146  129  117  110  103   96 
残数計  813  756  701  676  661  594  527  487  431 373
やった数     57    55    25    15    67    67  40    56   58 


結局、数値目標には届かなかったが、とりあえず、数学はチャート式数Ⅲを2周、物理は漆原の明解物理を1周、化学は重要問題集の必須問題を2周、準必須問題を1周終わらせた。


まあ、母の介護があった中では、自分としてはまずまず進めることができたと思っている。


あと2日しかなくなった。もうこの2日間は、これまでの復習や過去問を見ながら、少しでも総合力を高めていくしかない。



以前書いたと思うが、私の大学時代の友だちにひどく優秀な男がいた。


同じ下宿にいたので、私も数学の分からない問題を彼からよく教えてもらっていた。


彼が提唱したのは精神座標理論だった。


勉強時間がいくら少なくとも、精神を集中しさえすれば、十分試験に間に合うよう勉強ができるというものだ。


つまり、「精神の集中度×勉強時間=勉強量」というわけだ。これはどんなものにも応用できるとのこと。


彼はその理論を自ら応用し、大学を卒業したその年に再受験で東大理Ⅲに入った。


(ただ、彼の目的は医師になって金をため、その金で音楽等の趣味をやるとのことだったが、いまだに大学の教官をやっており、その目的は達成できていないようだ。)



そういえば先日、ユーチューブで東大理Ⅲ生が今年のセンター試験の数学IAとⅡBの問題を解くのを実況でやっていた。


当然、その結果は満点をとったわけだが、注目すべきはそれに要した時間だった。


・・・・何と15分。



才能の違いを感ぜざるをえない。(かつて受験老人も理ⅢでA判定を取ったことがあるが、その頃でも模試等での解答には時間ぎりぎりまでかかっていた。)


彼の頭の中は集中力のおかげで回路が高速回転し、時空も歪んでいるのだろう。


私も最後の最後には、集中して勉強して何とか追いつきたい。


そして、本番ではそれこそ、集中力をマックスにして自分の周りの時空をゆがめたい。はたして・・・・