受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

再びストリップ式勉強法 ~12日間で800問解く~

う~む。勉強が進まない。前期の医学部試験まであと10日余りになっているのに。(ちなみに受験老人は後期は受けることにしていない。)


もちろん、母の介護や仕事で忙しくなってきたこともある。


だがそれだけではない。勉強する気力がなくなってきたのだ。



気が付いたらぼうっとネットサーフィンをしたり、ブログを書き直したり、他の人のブログに感想を書いたり。


なかなか勉強に取り掛かることができないのだ。


3連休も、母の介護があったとはいえ、1日3時間がいいところだった。最大のかき入れ時だったのに・・・・。



理由は分かっている。たとえ万一、医学部に受かったとしても、行けないのではないかと迷い始めたからなのだ。


このままでは母が心配だ。


だが私が受験しようとしている医学部は、両親の近くではない。ここでは言えない大きな理由があって、別の地域にある大学である。


もちろん、今よりは親元に近くなるが、時間がかかるのは間違いない。


もし両親が寝たきりで本当に継続的な介護を必要になった時に、安穏と大学に通っていてよいのか。


そう悩み始めたら、今、受験しようとしているのはいったい何なんだと思ってしまうのである。
 


父には私が司法試験の予備試験を受けることは伝えている。冗談半分に。


父は、昔、司法試験がものすごい難しい試験だったことを理解している。


笑いながら、「まあ受けてみればいいんじゃないか。そのうち何年かすれば、ひょっとしたら合格するかもしれん。目標を持つのは楽しみでいい。」と言った。


確かに、司法試験に通れば、地元でも、下請け等でどこかで使ってもらえるかもしれない。


だが、医学部受験をすること・・・・これだけは口が裂けても言えない。そんなことを言ったらきっと腰を抜かすだろう。


しかも、大学に行くと介護が難しくなるだけでなく、財政的にも困窮する。きっと、馬鹿なことはやめろと説得されるにちがいない。
 


ただ・・・・親元からこちらに戻り、今朝、父に連絡したところ、母の病状は見違えるほどよくなってきたとのこと。


自分で備え付けのトイレにも行けるようになったし、食事も一人でできるようになったし、言うことも大分しっかりしてきた。


それを聞いて、嬉しかった。だが、今後、再び悪くならないとはかぎらない。


それを考えるとやはり気分は晴れないが、まあとにかく、ここまでやってきたからには、受験するしかない。
 


私は自分を奮い立たせるために思い出した勉強法がある。それは「ストリップ式勉強法」。


裸になるのではない。自分のやった勉強を全て詳細にブログに晒すのである。


そうすると、他人の目があるので勉強せざるをえないというわけだ。もちろん、ブログを書いている人でそうしている人たちも多いが。


かつて、センター試験前に模擬試験問題集をやっている時にそうした。すると皆が見ているという緊張感から、毎日模試をやり続けることができた。
 


今回もそうしようっ! 


二次試験受験までにやることとして決めたこと、そして今までやったことは以下。


●数学
数Ⅲ「チャート」例題を2回通り(270問×2)。あと、数ⅠA、数ⅡB苦手な部分の「チャート」例題を解きなおし。(合計200問程度(自分で設定)。)
→今日朝までで数Ⅲチャート270問を一通り済ませた。あと470問程度やらねばならぬ。


●物理
漆原の「明快物理」を2回通り(90問×2)
→今日朝までで35問しかやっていない。あと145問やらねばならぬ。


●化学
「重要問題集」の問題(274問)を全部済ませる。最初必須問題(107問)、次に準必須問題(71問)をやる。
→今日朝までで必須問題90問しかやっていない。あと184問やらねばならぬ。



あと12日間で合計、ちょうど約800問しなければならない。できるだろうか。(不可能に近いが。)


ただ、それができたならば・・・・合格がもしかしたら見えてくるかもしれない。


私には、それを達成できるか否かでね自分の合格が決まるような気がした。


もうこうなったら、なりふり構っていられない。司法試験の予備試験の勉強も、あと2週間、お預けだ。その代わり、前期試験が終わったら、予備試験に向けて猪突猛進だ。