受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

本当に性根を入れ替えねば

自分は情けない存在だ。
やらねば、やらねばと思いつつ、ついつい怠けてしまう。
義務で、どうしてもしなければならない状況になれば渋々やるが、
義務でもなく、ましてや好きでもないことはなかなかできない。


受験老人は2か月ほど前、決意した。
・医学部受験
・医学部学士入学試験
・司法試験予備試験
この3つを並行して進めていくことを。


ところがどうだ。どれ一つとして進んでいない。
行きと帰りに歩きながら数学と化学をやり、
電車の中で民法、商法、刑法、民事訴訟法をやっているが、
それ以外の科目は全く進んでいない。


というのはそれ以外は家でやろうと思っていたからだ。
まあ国語と英語と地理はいいとしても、
学士入学試験用に統計と生物をやる必要がある。しかもがっつり。


だが、驚くななかれこれらの勉強時間はゼロなのだ。
自宅で、勉強が全くできなくなってしまった。
夜、帰ってきてクイズを見ながら夕食を食べる。
その後、パソコンでネットサーフィンをやる。
小説を読む。
・・・・すると眠くなって、全く勉強ができないのだ。
最近の受験老人の朝は早い。5時半には家を出る。
海外出張と本の執筆があるため、妙に仕事も忙しくなっているのだ。


でも・・・・本当は、自分から逃げているのだ。
もう間に合わない・・・・。どうするべ。


しかし、とにかくチャレンジしたい。
諦めた時点で、確率はゼロになる。
それに、意地もある。


ようし、今日からやる。絶対にやる。
性根を入れ替える・・・・でも、現実にはそれはできない。
では、どうするか。


家で絶対にできる方法を考えねば。考えねば、考えねば。
「どうしてもできる式勉強法」だ。
いろいろな勉強法を考案してきたが、なぜか難しい。
でも、考えねば。