受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

なぜ英会話ができない??

ううむ、どうも勉強が思ったようにできない。
3連休にもかかわらず。
なぜなら、今、かなりの時間、受験老人は英会話の上達のために費やしているからだ。
といっても金をかけてではない。ネットで気に入った教材を無料で聞いている。


受験老人は海外経験が2度ある。
一度目は米国の大学に1年間、留学した。
二度目は国際機関で2年半仕事した。
ところが、ところがである。
全く英会話は上達しなかったのだ。以前も書いたと思うが。


そんな経験があるなら、英語はペラペラだろうと誰もが思うだろう。
しかし、実際は全くできない。話すところを聞かれたら皆ぷっと噴き出すだろう。
もっとも、文法や読解、英作文は極めてよくできる。
もう何十年も前、TOEFLを受けて、文法だけは満点を取り合計点が引きあがった。
そのおかげで留学できたようなものだった。


受験老人は英検準一級を持っている。
これを初めて受けたのは国際機関から帰ってきた十数年前だった。
だが、一次の筆記試験はなんとか合格した(と思う)。
しかし、面接試験はあっさり落ちた。


面接は4コマ漫画を見て説明するというものだったため、
とにかく予想問題集で鍛え、また新聞の4コマ漫画を見て説明する練習をした。
そして何とか2度目で受かった。


だがこれが対話式のものとかリスニングが重視される現在のスタイルなら、合格はきっとおぼつかないだろう。
センター試験に英検等が使われる再来年以降は受験は無理だろう。
実は今回の医学部受験で合格者最低点を上回ったのは、
その大学がリスニングを重視していなかったからに他ならない。
それ以外の英語の試験なら異様に他の受験生を上回っていたはずだ。   


しかし、とにかく情けない。
その後も、今の仕事では英語を読んだり書いたりすることは多い。
だがリスニングとスピーキングはさっぱりなのである。


今回、1か月後に仕事で海外に出張することになった。一から一人でやらねばならない。
この機会に、せめてリスニングを鍛えておきたい。
そう思って、手軽なリスニング教材を探した。


そして、受験老人は、自分がなぜ英語ができなかったのか、その理由を発見した。
以下、次回。