受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

どん底から這い上がろう!

結局、一昨日も勉強できなかった。


記録は以下のとおり。この記録をつけ始めてから最低のものとなった。どん底である。


    2/12-2/13-2/14-2/15-2/16-2/17
数学残数 470  445  410  402  396 
物理残数 159  140  134  126  119 
化学残数 184  171  157  148  146 
残数計  813  756  701  676  661 
やった数     57    55    25    15   


まあしかし、私がいる間、母はすごく回復した。


食事を箸を持って一人で食べられるようになった。


備え付けのポータブルトイレに一人で行けるようになった。



ああ、これなら何とか大丈夫だ。


一時、寝たきりになるかと心配していた母が、何と足を鍛えようとしてか、足を上に挙げて自転車をこぐような真似をし始めたのである。


認知症気味ではあるが、その姿に、回復しようという、母の強い意志を感じた。


90歳を超えた父も、これならデイケアやショートステイと組み合わせて、何とかやっていけるだろう。


当然ながら、自分が勉強できないもどかしさより、母の回復の喜びの方がはるかに勝る。
 


私は安心して昨夜、再びバスに乗り込んだ。


例によってすぐ消灯になるため、ほとんど勉強できなかった。



そして翌日曜日は、最後のかき入れ時になった。とにかく、やるしかない。


もがき、苦しむのだ。今はそれでいい。最後はどうするかは、またそのうち考えよう。


そして日曜日は夕方まで、久しぶりに一生懸命勉強に取り組めた。結果は以下。


最低限のノルマである67題。もともと計画が無理だったのか。


それでも初めてノルマを達成できた。


とにかくがむしゃらに。どん底から這い上がろう。


    2/12-2/13-2/14-2/15-2/16-2/17-2/18
数学残数 470  445  410  402  396  350
物理残数 159  140  134  126  119  115
化学残数 184  171  157  148  146  129
残数計  813  756  701  676  661  594
やった数     57    55    25    15    67