受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

予備試験準備 やり始めて分かったことと軌道修正

受験老人は司法試験の勉強をすべく、マンガのような簡単なものを読み始めたのは前に書いたとおりだが、かといって簡単に読み終わるものではない。
マンガと言っても半分くらいは文字の部分があり、丹念に読んでいくと結構時間がかかる。
そして、毎日7科目をやっていくと言っていたものの、実際には移動時間、隙間時間、家での勉強を合わせても全科目をやるのは難しく、せいぜい5科目ずつくらいしかできない。


そんな中で、やっと1冊目を読み終える科目がでてきた。
それは「マンガはじめて行政書士 会社法」。
今回読んでいた中では一番マンガの部分の割合が多く、また薄いというのが特徴だった。


晴れて商法は2冊目に移行することになったが、実は受験老人が読んでいた1冊目のマンガは、商法全てをカバーしていたわけではない。
現在の商法という法律はしばらく前に中身から会社法が独立したため、内容が薄っぺらくなっている。このため商法の試験は実際の商法に、会社法と約束手形法を加えたものになっているようだ。(正確でないかもしれない。)
受験老人が読んだ最初の一冊はのはその中の会社法の部分にすぎず、このため約束手形法の部分をカバーするものを読まなければならない。


しかし、基本的にブックオフの100円コーナーで取りそろえようとしている受験老人としては、なかなか約束手形法をわかりやすく解説してくれるよい参考書を購入できなかった。
しかし、ブックオフをいろいろ回り、その結果、「柴田のS式生講義 入門商法」という本に行きついた。
講義形式になっており、そのうち約束手形法は6回分の講義になっている。3日間で1回分をやれば、20日間で約束手形法を読み終えることができる。
まっずいぶんゆるい計画だが、これくらいが今の受験老人には妥当だろう。


それからもう一つ。7科目の中で圧倒的に分量が多い科目、それは何といっても民法である。他の科目の倍以上の量だ。
このため、他と同じようなペースで読んでいたら間に合わない。(まあ、たとえ間に合ったとしても受かるわけはなく、単に自分の中での満足にすぎないが。)
このため民法は2科目分あると考え、もう一冊を並行して読み始めた。それは「郷原豊茂の民法まるごと講義中継~物権編」である。
郷原の本は刑法も読んでいるが講義形式で理解がしやすい。だが民法は物権編と債権編の2冊分になっており、ゆっくり読んでいると間に合わない。
このため1冊目のマンガの物権編がとりあえず終わったので、マンガの債権編移行を引き続き読みつつ、郷原の本のうち物権編を並行してして進めようとしたのである。


(現在の状況)
・憲法:マンガ公務員試験 憲法
・民法:①マンガでわかる民法入門 → ②郷原豊茂の民法まるごと講義中継(物権編)
・刑法:郷原豊茂の刑法まるごと講義中継
・行政法:マンガはじめて行政書士 行政法
・商法:①マンガはじめて行政書士 会社法 → ②柴田のS式生講義 入門商法
・民事訴訟法:伊藤真の民事訴訟法入門
・刑事訴訟法:伊藤真ファーストトラックシリーズ 刑事訴訟法


まっ基本的には2か月間の集中勉強である。予備試験合格を本気で目指している他の受験者から見るとちゃんちゃらおかしいだろう。(だから予備試験のブログで上位に上がっているのがたまらなく恥ずかしい。)
だが、今の受験老人はこのペースしかないのである。まっがんばるぜっ。