受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

58歳の何のとりえもない男が、医学部と司法試験を同時に、しかも短期間で合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

秘策を編み出す!


さて、私が絶対に効率よく勉強するために、ブックオフで何を買ったか?



・・・・実は、半分もったいないと思いつつ、これまで買った参考書と全く同じものを、もう1冊ずつ買ったのである。


すなわち、以下のものである。



・数学:チャート式数学(ⅠA、ⅡB、Ⅲ)


・物理:漆原の物理(力学、波動、電磁気)


・化学:大宮の化学(理論、無機、有機)、センター試験化学の点数が面白いほどとれる本



私の手元には、元からあった分を含め、これらの参考書がそれぞれ2冊ずつそろった。



そして、私はそれぞれの参考書をハサミで切りはじめた。惜しげもなく。(まっ一冊100円か200円なのでそれほどもったいなくはない。)


そして、問題部分と解答部分をそれぞれ切り分けた。


本は表と裏の両面に印刷されているので、問題も解答も完全な形で切りとるとなると、2冊必要だったのだ。


(ただし物理だけは、問題に対する解答の量が圧倒的に多かったので問題だけを切り抜かざるをえなかった。)



そしてA4サイズの紙を半分に切り、表に問題、裏に回答を両面テープで貼った。(物理はそのさらに半分のサイズに問題だけ貼った。)


その作業を延々と続けた。何日かかかった。両面テープも何本も使った。


膨大な量の問題の山ができ上がった。


いちいち数えなかったが、数学は約1,000問、物理は約150問、化学は約500問になった。



そして、それを今度は、それぞれの科目ごとにぐじゃぐじゃにした。トランプのカードを切る要領だ。


そうすると、たとえば数学なら、数Ⅰ、数Ⅲ、数A、数Ⅱ・・・・というように、ばらばらにいろいろな問題が並ぶことになる。


化学なら、有機(大宮)、理論(大宮)、無機(面白い)・・・・てな具合である。


要は、アトランダムにいろいろな問題が出現する問題集を、自分で作ったのである。



数学と化学は、それぞれクリップで挟んで50枚ずつくらい通勤カバンに入れた。


そして、朝と帰りの鉄道駅までは、歩きながら数学をやり、帰りの電車の中では化学をやった。


数学も化学も、平均40分間くらいは時間が取れた。



ファイルの問題の中には、難しいものも、簡単なものもある。簡単なものはあっという間に解き方が分かり、計算する必要もないが、難しいものはいくらやっても分からない。


4-7月で1度全ての問題に目を通してはいるものの、全く初めてのように感じる問題もかなり多い。


コツとしてはこの時、1つの問題をあまり考えすぎないことである。そうしていると問題が数をこなせない。


そうして、自分が分かった問題はファイルからはじいて外に出し、分からなかった問題はファイルの後ろに回した。


分からなかった問題をこうしてファイルの後ろに回しておけば、また何日か後に出現することになる。



できた問題の数だけ、持ち運び用のカードの枚数が少なくなっている。なので、帰宅後、それと同じ枚数分、まだやっていない問題の山から取り出し、それを持ち運び用カードにアトランダムに挿入する。


すると、常に持ち運び用のファイルは同じ枚数分のファイルになっているわけである。


そして、できた問題は、もうやる必要はない。それは紙袋にまとめて入れた。



物理だけは、先に述べたように裏に回答を貼れなかったので、仕方ないので家でやることにした。これは1日30分。


これはしかし、数学や化学と違い、計算が必要だったのでちょうどよかった。机でやり、解答は実際の漆原の参考書で確認した。


数学や化学と同様に、できた問題は紙袋に移した。


こうして、毎日、こつこつとやっていこうとした。全部この山がなくなった時は自分はきっとどんな問題でも解けるだろうと夢見つつ。