受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

1か月かけて計画を練る(司法試験その3)(無料のインターネット講座を聴く!)


司法試験のわかりやすい参考書がブックオフで見つからない。さてどうするか。


そこで私が考えたのは、インターネットで司法試験講座の動画を見つけることだった。無料で聴けるやつを。


やはり、本を読んで勉強するのはしんどい。映像授業でいいので、人から教わることで、自然と勉強ができるし理解が早い、と思ったのだ。



私は恥ずかしながら、貧乏なのでスマホは持っていない。
(少し前までは携帯すら持っていなかった。)


だからパソコンから見られる司法試験講座を調べた。そして「入門」とか「基礎」と銘打っている動画を片っ端から聴いてみようと思った。


すると・・・・あるわあるわ、キーワードを入れると、驚くべきほどたくさんのネット授業が検索できた。



まず、ガイドブックの著者である吉野勲の動画があったので聴いてみることにした。


いろいろな動画があったが、最初に勉強法の動画があったので聴いた。ガイドブックの内容ととほぼ同じだったが、こうして動画を見ると実によく頭に入った。


吉野氏は最初、大きな司法試験の予備校に勤めていたが、指導法で対立して、そこを離れて別の予備校を立ち上げたとのことだ。


でも、自分の教え方に自信を持っているらしいのがよく分かる。


そして、彼の無料動画で「公法系」、「民事系」、「刑事系」について、それぞれ超入門というのがあったので、それを聴いた。


しかし、私はスピードが速すぎてついていけなかった。いずれも、入門であるにもかかわらず、途中からぼうっとして寝てしまった。



もっとわかりやすいやつがないか、探した。


すると、辰巳予備校の原孝至という先生の講義が、導入講義として憲法、民法、刑法をやっていた。各1時間半。


私はそれを聴いた。すると、結構分かりやすい。それでも途中から頭がぼうっとしてしまった。


やはり、私の頭は文系には向かないのかもしれない。


しかし、分からないまま、それを2度聴くと、少しは頭に入った。


その導入講義は、2012年くらいから各年度の講義がyoutubeに存在していた。


それらは講義内容が少しずつ違っているため、バリエーションを楽しみながら慣れていくことができた。



そうすると、他の予備校の導入講義も、比較的容易に頭に入りだした。


先程の吉野の講義も、それから伊藤塾の塾長の講義も。


全部入門編であり、単に入り口に過ぎなかったが、これによって、私は司法試験アレルギーというのがややなくなった。



ただ、本格的に勉強していくためには、何か参考書を買わなくてはならない。


どうしようか。