受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

58歳の何のとりえもない男が、医学部と司法試験を同時に、しかも短期間で合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

私が医学部と司法試験を両方目指す理由(医療裁判、医療小説)


実は、私が医学部と司法試験を同時に目指す理由は単なる見栄や高齢者の星となる以外にもある。


それは医療裁判での患者の弁護である。


頭脳王の河野氏が東大理Ⅲと司法試験合格を両方果たした理由を聞かれ、そのように答えたのを聞き、なるほどと思った。



前にも書いたが、私はある大学病院で目の手術に失敗した。


その大学病院では、事前に何度も手術をもっと安全にできる機会があったにもかかわらず、それを逃し、最後には失敗した。


何とか治療してくれる民間の病院を探し出し、奇跡的に回復したものの、完全には治り切らなかった。


そのような杜撰な(といっては担当医に申し訳ないが)治療法しかとれなかった大学病院に対しては、今でもあまりよい気はしていない。しかもその大学病院の医師は、私の失敗した眼を治せる医師はいないと言ったのだ。


私の眼を治してくれた民間の医師は、


大学はいわば新米医師のための研修のための病院だから仕方ない。しかも彼らはどんどん異動するから責任もない、


と、さんざんこきおろしたが、私はその言葉はある程度本当だと思う。



私のような患者はたくさんいるのではないか、


そして、そのような患者が、知識がないことから病院や医師のミスを指摘することができず、泣き寝入りしているのではないか、


医学と法学を身につけ、そのような患者さんを救ってやりたいのだ。



それから・・・・これはあくまで趣味的な要素であるが、医療ミステリーの執筆である。


私は小説大好き人間で、年間100冊ほど小説を読む。


東野圭吾、宮部みゆき、伊坂幸太郎、道尾秀介、湊かなえ、薬丸岳、中山七里、柚木裕子、真保裕一、雫井脩介、柳広司、奥田英朗・・・・


とりわけ、医学界にはこのような小説のネタがふんだんに揃っている。


だが、医学分野でミステリー小説を書こうと思うと、医学の知識、法律の知識の両方が必要になる。


だから、本格的な医療小説を書いているのは、まずは海堂尊、久坂部羊等、医師が中心になる。


これに法律の知識を加えれば、より知識に裏打ちされた深みのある小説が書けると思うのだ。


まあ、私の人生の残り時間も少ないので、そこまで欲張れるか否かははなはだ疑問ではあるが・・・・。