U君と神の存在⑤
(前回の続き)
U君と友達になって勉強したため、何とか大学2年半ばの進フリで進学先が見つかった。
進フリとは進学振り分けの略。
東大独特の、成績のよい者から希望する専門学科に行けるシステムである。
受験老人の成績ではどこにも行けないのではないかと危惧していた。
だが、希望していたところは合格ラインが奇跡的に低く、助かった。
それは駒場にある学科で、物理、化学、生物等を総合的に研究する学科だった。
受験老人は、自分に合ったところだと思い、今度こそ一生懸命勉強しようと誓った。
一方、U君は本郷にある学科に行った。
だが、U君は、通うのは駒場のアパートからだったので、
相変わらず受験老人とは銭湯に一緒に行くなど、つきあいは続いていた。
ところが、新たな学科で、受験老人に1つの苦難が降りかかった。
統一教会との出会い である。
以前書いたので、簡単に書くが、その学科では2人で組になって実験した。
受験老人とペアになった人は、ずんぐり丸くて人のよさそうな男だった。
実験結果をまとめるため、彼の行った実験データを見せてもらわねばならなかった。
そこで彼に電話すると、自分の家にデータを取りに来てくれと言う。
・・・訪ねたところは、統一教会の教会だった。彼はその信者だったのだ。
そこには何人も人が住んでいて、皆、熱心に神様の勉強をし、議論しているように見えた。
そして、受験老人は、せっかく来たのだから神の話を聞いてくれと言われた。
受験老人は躊躇した。当時、統一教会の学生組織は原理研と呼ばれ、
強引に勧誘するため学生たちに恐れられていた。
人はを神様の話を何度も聞かされているうちに感化され、その教えを信じるようになる。
これを洗脳という。
そうなると、自分の財産も全部教会に寄付し、親も大学も捨て、破滅してしまうと。
だが、実は受験老人は興味があった。神が本当にいるかどうか確かめたかった。
そして、その教会で少し偉い人が講義をしてくれた。
かいつまんで言うと、こうである。
神は人間を作ったが、「われわれに似せて人間を作ろう」と聖書に書かれている。
では我々とは何か。神は一人(エホバ)ではないのか?
われわれ、とは、神と、神の周りにいる精霊のことである。天使とも呼ばれている。
その天使の、最も偉い取りまとめ役は「ルーシェル天使長」と呼ばれていた。
神が人を作ったはいいが、神様は人にばかり関心を向け、
それまで自分の方に向けられていた愛情が少なくなったのを天使長は悲しんだ。
そして、人に対して激しい嫉妬を覚えるようになった。
そこで、ルーシェル天使長は一計を案じた。
それは、人を誘惑して神との約束を破らせ、神の怒りを買わせることだ。
そして、当時エデンの園に住んでいたアダムとイブの元に、蛇の姿に変身してやってきた。
エデンの園には2つの木の実が生えていた。
一つは命の木の実、もう一つは知恵の木の実。
神様は命の木の実は食べてもいいと言ったが、知恵の木の実は絶対食べるなと命じていた。
命の木の実は不老長寿の木の実であり、それを食べさえいたら永遠の命が約束されていた。
ところが、読者も御存知のようにイブは蛇の誘惑に負け、知恵の木の実を食べてしまう。
そして、神の怒りを買ってエデンの園から追放された。
このため命の木の実を食べることができなくなり、不老長寿だった人は死ぬようになった。
その後もルーシェル天使長はさまざまなものに姿を変え、人を誘惑し、試練を与えた。
ルーシェル天使長~すなわち悪魔(サタン)と人、それから神との攻防が、
特に旧約聖書のいろいろな逸話、ソドムとゴモラ、バベルの塔、ヨブ記、出エジプト記等
を通じて語られるのは面白く、思わず引き込まれそうになった。
ただ、だからと言って、受験老人は、その神の存在をただちに信じることはできなかった。
実は受験老人は、新興宗教の教会の家に生まれたせいで、神様に耐性があったのだ。
受験老人が、なかなか教えになびかないのを知って、統一教会の先生は提案した。
今度泊まり込みの合宿があるから、そこでまとめて話を聞いたらどうか、と。
受験老人は、なぜか拒否せず、首を縦に振った。毒を食らわば皿まで、だ。
(次回に続く)
★簿記
(2月6日)
やらんかった。2日連続で・・・
(2月7日)
ふくしままさゆき 簿記3級
・⑮伝票(3回目)
・ 22じっくり解説版 社会保険・源泉所得税等
試験日まであと1週間!! こんなんで受かるんかいな。ただ理解は進んだ
★運動
(2月6日)
やらんかった。2日連続で・・・
(2月7日)
・腕立て 60回
・腹筋 90回
・筋トレ
「60回」の感触が忘れられず、2日ご無沙汰してたがまた挑戦した。できたっ!
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