受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

よい医者、悪い医者(8)

受験老人

(前回の続き)
前回の記事の最後が抜けていたため、もう一度。 このように見えた。


実は、当初、真ん中が見えないのでそちらの方ばかり考えていたが、
右下6分の1も見えなくなっているのに気付いた。
全体に大きくねじ曲がって見える上、つぎはぎだらけだった。
(実際には、これよりももっと激しくよじれて見えた。)


手術後2週間が経ち、うつぶせ寝が終了した。
受験老人は回診時、医師に聞いた。
「今、こんな感じに見えないんですけれど、これはだんだん改善していくんですかね。」


すると、医師は答えた。
「いや、これはこのままで、一生ずっと続きますよ。
手術では、たまに網膜がうまく癒着しなくて、このようになる場合もありますから。」
そう、平然と言われたのだ。


受験老人は愕然とした。
片目(左目)だけとは言え、目を開けると、こんな歪んだ世界が広がっているのだ。
これだと、眼鏡も作れない。
右目の方も、眼鏡なしでは0.02くらいの視力。
身体障がい者同然だった。


真ん中が見えないのは困るが、右下の見えないのはどうなのか。
すると、
「それは、再び網膜がはがれないように、レーザーでとめた跡ですね。」
またも、医師は平然と答えた。


そうか・・・
手術の際、一番最後に、プシュッ、プシュッと何回もやってたのはこれだったか。
それにしても、こんなに、欠けて見えるようになるまで打たねばならなかったのか?
受験老人には激しい疑問がわいた。


「とにかく、真ん中が見えないのは困ります。全く字が読めません。
よい治療法はないのでしょうか。」
すると医師は少し考る仕草を見せた。


「う~ん。方法としては、もう一度網膜を強制的にうがして、貼りなおすことだね。
でも、そんなことをやっている医師など、聞いたこともないし、
しかも、あなたの目は既にレーザーで固定しているから、もううがせないよ。
仕方ないことだね。」


・・・・受験老人に絶望感が襲った。


(次回に続く)


(11月23日)
・腕立て 31回
・腹筋  47回
・ヨガ
・筋トレ
当面の受験老人の目標は腕立て40回。
もう40年以上前、大学入学直後に体育の授業でポーツテストがあった。
その時、今と同じスタイル(2秒曲げ、2秒伸ばす)で腕立て伏せをさせられ、
受験老人はちょうど40回できた。満点は60回だった。
はたして、その時の体力まで戻るのか? 青春は取り戻せるか?
体重もその時に比べ、激増している・・・・