受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

経緯(8)~1点集中~

(前回の続き)
さて、共通テストで大失敗し(実力?)、ちょっと落ち込んだ受験老人だった。
しかし、一応、受験する大学に合わせて各科目の配点を調整してみた。
すると、ややっ・・・


配点調整した共通テストの合計点は、
前年、つまり7点差で落ちた年のセンター試験の合計点と、たいして違いがなかったのだ。


不思議に思ったのだが、すぐに納得した。
受験老人が受験しようと考えていた大学は、
二次試験にない科目、すなわち国語や社会の点数に結構比重をかけていたのだ。
今回の共通テストでは、受験老人は、社会はあまり大した点は取れなかったが、
国語については、9割近くの点を稼いでいた。
まさに、「ゴロ」と「10日間でできる」シリーズ様様である。


そうなると、少し元気が出てきた。
そして、受験老人は、どうしても試してみたかった、あることに集中することにした。
それは、生物の勉強である。
共通テストではうまくいかなかったが、目指す大学の生物の試験問題を見ると、
ひととおり、網羅的にやりさえすれば、高得点が取れそうな気がしてならなかった。
これは、生命科学を専門とする受験老人の意地である。


そして、ブックオフ専用だった受験老人は、ふたたび禁を犯した。
生物の参考書と問題集を調べ、これはと思うものをAmazonで注文したのだ。
それは、「大森徹の最強生物問題集 159問」というやつと、その参考書だった。
問題をやり、それに関連したところを参考書で読む。
ただひたすら、そのパターンを繰り返した。
問題も、参考書の書き方もとてもよかった。勉強が「面白い」と思った。


仕事が終わると、とにかくそれをやることに集中した。
そう、今回の勉強は生物への1点集中だった。それだけにターゲットを合わせた。


そしてひと月半が経った。
受験老人はその問題集と参考書をほとんどやり終えた。
試験を受けるのが楽しみだった。
そうして、二次試験当日を迎えた・・・・


(次回に続く)


(11月9日)
・腕立て 19回
・腹筋  29回
・ヨガ
・筋トレ


腕立てはだんだんキツくなるが、なんとか20回まではいけそうだ。