受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

経緯(1)~ブログを中断していた理由~

(11月2日)
・腕立て 12回
・腹筋  18回
・ヨガ  
・筋トレ


さて、いよいよ始動しようと思うが、その前に、この日記を4年以上もの間、書かなかった理由をここで書いておく。
といっても自分にとって都合の悪いことや、他人に迷惑がかかることは書けない。
また、4年も経ち、ずいぶん記憶があやふやなところもある。
それを差し引いてお読みいただきたい。できるだけ経緯が分かるように書くつもりである。


4年前のその頃、認知症だった母の病状が悪化した。
入居先の介護施設で、食事が喉を通らなくなったのだ。もう世話はできないと言われた。
このため、喉から通さなくてもいいよう、お腹に穴を開けて胃に直接栄養を送り込む、
いわゆる「胃ろう」の手術をしてもらうことになった。


ところが、母にはその手術もできなかった。
母はかつて胃の手術をしたことがあり、癒着が激しく、手術には向かないとのことだった。
その代わりに、鼻から管を通して栄養を入れる、「経鼻経管栄養」というのを勧められた。
そのような措置を行いつつ世話をしてくれる施設は少ないが、実家から少し離れたところにある病院がそれをしてくれるということで、転院させたのだ。


しかし、母はそのため、管を喉に通したまま、寝たきりになった。
しかも、当時はコロナ下。母への面会は許されなかった。
誰も知っている人がいない病室で、管につながれ、じっと生きながらえている母のことを思うと不憫で仕方なかった。


受験老人も、さすがに気持ちは落ち込み、どうしてもブログをする気になれなくなった。
それが、ブログをやめた理由である。


では、医学部試験や司法試験はどうなったか。
これについては、次回書きたい。