受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

秘策・・・・それは

前回、思わせぶりなことを書いた。二次試験に向けて秘策がある、と。


まず、私の合計は82%、だが、私が受けようとする大学の計算方式に沿って得点を換算したところ、84%に上がった。
これなら昨年とほぼ同じレベルである。


秘策とは・・・・すなわち受験科目の変更である。
昨年、私は二次の物理で大失敗をした。3割くらいしかとれなかった。
だが、それにもかかわらず、英語が驚異的にできたおかげで合格最低点を上回った。


今年、もちろんこれからはまじめに勉強しようと思うが、センターの結果から分かるように、本番でパニックになって頭が働かず、昨年と同様な成績しか取れない可能性は高い。


そこで考えたのが、2次の受験科目を「物理+化学」から「化学+生物」に変えること。
試験問題によって、またはその日の体調によって差が出やすい物理から、ある程度安定な得点が望める生物に変えることだ。


読者の皆さんは、なんと無謀なことかと思われるだろう。
だが私にはかすかな勝算がある。
それは・・・生物は、昨年末あった学士入学試験のため、みっちり勉強していたからだ。(もともとある程度ベースがあるので、勉強は私にとって苦痛ではなかった。)
学士入試は何とか筆記試験で受かったものの、おそらくぎりぎりだろうから、今後行われる面接できっと落とされるに違いない。(わずかな望みはかけているが。)
だが、それだけ学士試験用に勉強していたので、今回の二次にはばっちりなのだ。


あらためて二次の試験問題を解いてみたところ、おおうっ、まずまず解けそうだ。
私の計算では、今後のがんばり如何で7割取れると思った。
すると昨年の得点から40点増しになる。十分受かるレベルだ。


・・・・まっ皮算用だ。また面接で落とされる可能性も高い。
だが、やるだけのことはやって自分自身を納得させたいと思うのだ。
二次まであと1か月。その前に学士入学の面接もある。とにかくがんばろう。