記録更新はよいが・・・・
昔、旧ソ連(ウクライナ)の棒高跳びの選手にセルゲイ・ブブカという選手がいた。鳥人と呼ばれたすごい選手で、跳ぶたびに世界記録を更新した。
世界記録を何十度更新しただろう。
しかし、そのうちケチがつき始めた。本当はもっと高く跳べるのに、わざと記録を抑えて、世界記録の更新回数を増しているのだと。
その当時、旧ソ連はアメリカに対抗するため、ものすごく選手を鼓舞し、記録を出した選手を優遇した。それに迎合するということもあったのかもしれない。
ブブカ選手はオリンピックも何連覇もすることが期待されていたが、ボイコット等もあり、残念なことにメダルを取ったのはただの1度だけだった。それでも彼の名は棒高跳びの歴史に燦然と輝いている。
日本でも池江選手のように何度も日本記録を更新している選手がいるが、彼女の場合はそんな「抑える」という気持ちなど、さらさらないだろう。
ただ、マラソンの場合、日本記録を更新すれば1億円の報奨金がもらえるという。さすれば、何度も更新して何億円も手にしようとする選手が出てくるかもしれぬ。
(制度のことをよく知らずに勘違いしていたら申し訳ない。それに選手は絶対そのためにセーブしようという気にはならないだろう。選手に失礼か。)
さて、どうしてこんな話をしたかというと、受験老人のセンター試験の模擬試験の点数である。
第6回目を今日の朝やり終えた。
数ⅠA:87点
数ⅡB:81点
物理:88点
化学:87点
何ときれいに80点台が並んだ。合計343点 平均約86点である。これまでの最高をまたまた更新したのだ。
物理・化学は前回のお手盛りの問題と違い、新たな模試問題集を始めたため点が落ちた。ただそれを数学が補った形だ。
例によって推移を書く。
数ⅠA: 66→79→84→84→82→87
数ⅡB: 67→62→77→60→66→81
物理: 74→75→57→78→92→88
化学: 67→76→84→84→94→87
合計: 274→292→302→306→334→343
平均: 68.5→73→75.5→76.5→83.5→86
決して意図的に更新しているわけではない。
1回目、2回目あたりは手探りでやっていたため意図的に特定の問題に拘る場合があったが、最近は時間配分も考えて、自分自身のペースを保ちながらやることができてきている。だから点数も安定してきた。
特に、今まで低迷していた数ⅡBがやっと80点台が出たのは嬉しい。数ⅠAもこれまでの最高点だった。
・・・・しかし、実は、受験老人はズルをした。
数ⅡBの問題、問題番号5の答を解答用紙の問題番号4のところに記入してしまったのである。
本来なら数ⅡBは20点マイナスの61点で、合計点数も前回を下回るはずだった。
・・・・今回、それには目をつぶったのである。
不正の芽というのは、そんなところにあるのかもしれない。
記録を更新したいというさもしい心がそういうことをさせたのだ。あさましい。
だから私はこのブログで懺悔することにより断りたいと思う。
2度とこんなことはしない。そして本番では絶対にミスをしない。
・・・・ただ、まだまだミスが多すぎる。
最近、問題を解いていて、全く解けないという問題にはお目にかからなくなってきた。文中には何かのヒントが必ず含まれている。
しかし、うっかりして条件を見落としていたり、計算間違いをしたりして失敗するのである。それがほとんどだ。
それさえなくなれば、もっともっと成績が向上するかもしれぬ。
問題をもっともっと解いて鍛えるとともに、決してミスを犯さぬ集中力を持てるよう、精神の鍛錬も必要だ。
はたしてセンター試験本番までに間に合うだろうか。あと2週間だ。
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