受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

ストリップ式勉強法??

クリスマスイブにセンター試験の模試を解き、激しく落ち込んだ受験老人だったが、気持ちを入れかえて再出発を図ることにした。


ブックオフで購入していたのは駿台の実践模試をまとめたもので、物化は5回分ずつ、数学は7回分ずつあった。


早速、第2回目をやることにした。
 


私は思いたかった。クリスマスイブにやった問題は、まだ自分にとって初回である。


成績が散々だったのは、単に自分がセンター試験の問題形式に慣れていなかったからだと。


すなわち、今回やる2回目には、飛躍的に成績が向上するだろうと。


そうして、自分自身のこれまでやってきたことの威信とプライドをかけて、第2回目に挑戦した。



まず、数ⅠA・・・・これは前回、大問1問をやり忘れるという大失態を演じたものだ。全部やりさえすれば、相当いい点が取れるだろう。


そして取りかかる。うん、問題の難易度はそれほど変化していない。ようっし。


私は集中した。今度こそ、今度こそ・・・・。


選択となっている3問のうち、2問を選んだ。ここは確率・整数・図形のうち2問を選ぶのだが、私はいつも確率と整数を選ぶ。その方が時間がかからないからだ。


そして、何とか解き終えた。ちょっと時間が余った。選択しなかった図形の問題を見る余裕まであった。


さて、試験時間が終わった。私は勇んで答え合わせをした。
 


おおう、順調、順調・・・・途中まで全問正解だった。


しかし・・・・確率の問題でつまずいた。途中で間違えると、その答えを用いて次の問題を解くことになっているため、立て続けに間違えてしまった。


こりゃ痛い。


しかし、その後。えっ・・・・


私はまたもや勘違いをしていた。整数の問題を、全部解いたと思っていたが、実は半分、解き忘れていたのだ。ページが変わっていたので分からなかった。


・・・・何やってんだぁ・・・・


結局、またもや凡ミスで、79点しかなかった。く、悔しい。
 


苛立ち、カッカきながら数ⅡBに取り掛かった。江戸の敵を大阪で討つとはこのことだぁ。


ところが・・・・数ⅡBの第2回目は、第1回目よりずいぶん難しくなっていた。


採点の結果・・・・な、なんと62点。第1回目より下がっているではないか・・・・
 


・・・・私は絶望感に苛まれた。大ショックだ。練習回数を重ねていきさえすれば点数は飛躍的に上昇する。その信念が瓦解した。
 


次の日、物化を一挙に解いた。


難しい問題が増えてきているような気がした。だが、とりあえずやった。集中度MAXである。


まったくできない問題はなかった。とりあえず全部埋めた。だが、やはり正確な知識が足りていなかったのと問題の読み間違いにより、いろんな箇所で減点された。


ただ、何とかそれぞれ75点、76点を取ることができた。しかしなんでこんなに単純ミスをしているのだ!
 


4科目平均は(79+62+75+76)/4=73点。ううむ、第1回目が68.5点しかなかったことを考えると、まずまずの向上だ。だが、医学部入試にはまだまだ全然足りない。


一応、推移を示しておく。(読者の皆様には興味がないかもしれないが。)


数ⅠA 66 → 79


数ⅡB 67 → 62


物理 74 → 75


化学 67 → 76
 


何度も言うが、つまらないところで大きく減点されているのは痛い。これは集中力のなさを表し、それは老化から来ている。


また、網膜剥離をやって以来、片目の方は近場が見えず、結局問題も片目で読んでいる状態だ。左右どちらかの脳が全く働いていないか、逆に1つの脳にに負担がかかりすぎているかも。
 


そんな言い訳を自分自身にしつつ、何とか年内にある程度の点数に持って行きたいと皮算用をしているのだ。


(まあしかし、こうして点数を全て晒すとやる気になる。それでこそブログをやっている意味があるというもんだ。「ストリップ式勉強法」だあっ!)(失礼)