受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

11月の終わりの状況(その1)


さて、現状に近づいてきた。11月終わりの状況である。


受験老人は、勉強だけはマイペースでできると自負していたが、11月下旬以降はペースダウンがひびき、ほとんど進まなかった。


それでも、少しずつは進んだ。状況を報告する。まず医学部受験から。
 


(古文)古文単語のゴロゴが終わり、古文読解のゴロゴを3分の1ほど読み終えた。2つのゴロゴは連動しているのでよい古文単語の復習になる。


(漢文)漢文一問一答と漢文のゴロゴを半分ほど読み終えた。


(現国)手を付けておらず。


(英語)Next Stageの文法問題集を300問ほど進めた。残り1,000問で1周。


(地理)センター赤本をやりつつ村瀬(系統地理、地誌)で復習した。


(数学)チャート(数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲ)のパラパラをできたやつを抜いていき、何周分か回した。できていない部分はいつまでも残っていたが、残り100枚ほどになっていた。


(化学)大宮(理論、無機、有機)とセンター面白いのパラパラをできたやつを抜いて行き、何周分か回した。残り50枚ほどになっていたが、セミナー化学の例題を加えて水増しした。


(物理)これは進んでいなかった。ようやく2周分が終わったところ。よせばいいのにセミナー物理の例題を加えて水増しした。
 


これをみると、医学部受験の方は、物理と現国を除き、まあまあ順調に進んでいる気がする。


ただし、最大の問題は、老化に伴うスピードの衰えだ。


受験老人は、理解力はまずまずある。時間さえかければ、ある程度難しい問題でも解き進められる自信はできてきた。


ただし、スピードがない。その問題の趣旨を理解して、解き始めるまでの初動がずいぶんかかる。


そして、納得しながら進めるため、途中の過程も遅い。特に理系の分野では、計算間違いを頻繁にするため検算しつつやっているためなおさら。


これでは、スピード重視のセンター試験など、及びもつかない・・・・


 
私は、若い頃読んだマンガ「空手バカ一代」を思い出した。


主人公の飛鳥拳(大山倍達)は強敵を次々と倒し、極真空手を確立するが、その最終決戦で相手方を評して言った。


「空手の上手下手は、天分の才もある。だが、スピードは違う。スピードは、絶え間ない訓練によって上達するものだ。」


私は目が洗われた思いがした。その逆だと思っていたのだ。


要は、訓練を重ねれば重ねるほど、動きにムダがなくなり、最も効率のよい動きすなわちスピードが身につく。


 
これと同じことが勉強にも言える。問題を解けば解くほど、そうした練習や訓練を重ねれば重ねるほど、パターンが身につく。


そして、問題をパッと見て、パッとどのパターンに属するかが分かり、そして無駄なく正確に計算し、解答に行きつくのだ。


センターまで1か月半。現在は司法試験予備試験と2本立てでやっているが、直前はセンター試験の訓練を集中して重ねねばならない。


だか・・・・仕事で時間が奪われている現在、はたしてできるか否か・・・・