受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

58歳の何のとりえもない男が、医学部と司法試験を同時に、しかも短期間で合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

なんでこんなに英会話ができないの??(その2)


さて、留学から戻っても私は英語の勉強は続けた。


English Adventure等の教材、English JournalやCNNニュース等の雑誌、Magic Tolkers等の機器も買った。


真面目に聴き続けた。しかし・・・・私の英会話力は全くと言ってよいほど上達しなかった。



そして、まずいことにフランス語にも手を出してしまった。


勤め先で研修があったため、思わず参加したのだ。しかしリエゾン等があって、英語以上に困難さを感じた。


しかし、せっかくなので、こいつをなんとかモノにしたいと思った。そして、研修が終わった後もNHKラジオのフランス語講座を聴き続けた。


どうしてか分からないが、執着した。そして別の無料講座に通ったところ、とてもよくできると褒められた。


当たり前である。他の人たちは全くの初心者なのに、私はこれで2回目だから。


優越感に浸り、その勢いで、フランス語は検定で4級を取った。


ただそれはフランス語会話とは全く関係ないペーパーテストだった。



そうこうしているうちに、人事から、ドイツ語圏にある国際機関に勤務する話が来た。なんと外交官扱いだった。すげえ・・・・私は有頂天になった。


だが、ドイツ語圏・・・・


いったい、これまでフランス語を一生懸命やってきたのはなんだったのか・・・・


自分自身の段取りの悪さを痛感した。いつも私はこうして回り道をしている。今の勉強もそうだが・・・・。



そして私は今度は、おもむろにドイツ語の勉強を始めた。


そういえば大学院入試の際、ドイツ語単語をトレーニングペーパーで1,000語覚えたことを思いだした。


しかし、そのドイツ単語は全く忘れていた。


20分の1も頭に残っておらず、あとは皆、初めて見た単語のように感じた。


このため、NHKのラジオ講座を中心にして、ドイツ語の勉強を始めた。



一方で、国際機関では英語が公用語だった。(公式には英仏中西露アラビア語だが職員は英語で会話をする。)


だから、しこたま英語を勉強しておかなければならない。



・・・・私はNOVAに通うことにした。まだ同社が潰れる前である。結構高い出費だったが、背に腹は代えられなかった。


NOVAには外人の先生と自由に話せるコーナーがあり、いくら長時間いても値段が同じだった。


このため有休をとって職場近くのNOVAに行き、半日ほども居座り続けた。


その結果、外人と話をすること自体はまあまあ慣れた。


特に、自己紹介だけは上達した。同じことを何十回も繰り返しているから。



だが、そうして下準備をしたにもかかわらず、務めた国際機関では、散々だった。(以下、次回に続く。)