受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

58歳の何のとりえもない男が、医学部と司法試験を同時に、しかも短期間で合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

1日の勉強時間をどうやって作ろうか?

さて、勉強を始めた4月に戻る。いよいよ本格的な勉強開始である。 一日の勉強時間をどうするか、考えた。 これまで、4時間だと書いてきたが、それは最低限でも4時間、という意味である。 私が1日で最大自由になる時間を考えると、 ・起床後、出勤まで 2時間 ・出勤時間(行き・帰り)計2時間半 ・帰宅後、就寝までの時間 3~4時間 と、最大8時間半ほど使える。睡眠時間を削ればさらに増える。 しかし、あまり…

祈ります。

私はこの「受験老人日記」を、あくまで自分のために書いてきた。この日記を書くことで、今までの自分の人生を振り返り、また、カミングアウトすることで、自分を鼓舞しつつ勉強できると考えたからだ。 それでも、私のブログを見てくれている人たちがいればうれしく、「nice」のボタンを押してくれる人たちにも励まされる。 最近、私の記事に「nice」と入れてくれた人がいた。ところが、その人のブログを見て、はっとし…

医学部入試で高齢の受験生を差別するのは正しいか?

今さら大上段から言うのも恥ずかしいが、今回は高齢者の受験問題について、私見を述べる。 御存知のように、医学部の入試では男女差別が問題となった。だが、あわせて多浪への差別も問題となった。 文科省の調査により、得点を加点したり減点したりして多浪生に差別を行っていた大学はやり玉に挙げられた。 大学側の言い分にも一理ある。 何年も浪人しなければならないくらいの能力では、医学部の高度な授業にもついていけな…

1か月かけて計画を練る(司法試験その4)(絶好の講座・参考書に出会う)

そうして無料のネット講座を探しているうちに、ある講義に行きついた。 寺本康之という先生のやっている講座だった。 それは司法試験を対象としたものではなく、大卒程度の公務員試験対策用と銘打っていた。そして、その講義は、市販されている参考書に沿って、1章ごとに教えてくれるものだった。 これしかない、と直感的に私は思った。今までネットで見たどの講座よりも分かりやすく、また網羅的な気がした。 よく考えると…

1か月かけて計画を練る(司法試験その3)(無料のインターネット講座を聴く!)

司法試験のわかりやすい参考書がブックオフで見つからない。さてどうするか。 そこで私が考えたのは、インターネットで司法試験講座の動画を見つけることだった。無料で聴けるやつを。 やはり、本を読んで勉強するのはしんどい。映像授業でいいので、人から教わることで、自然と勉強ができるし理解が早い、と思ったのだ。 私は恥ずかしながら、貧乏なのでスマホは持っていない。 (少し前までは携帯すら持っていなかった。)…

1か月かけて計画を練る(司法試験その2)(ブックオフで参考書を売ってない!)

さて、予備試験では7つの試験科目の勉強をしなければならない。 これをどうやったら効率的にできるのか。しかも1日2時間の勉強時間で。 人に言ったら笑われるだろう。だが、何としても、当面の勉強時間はこれだけでやるしかない。 受験老人は、カネも、そして時間もないのだっ。 だが、大学受験と違い、司法試験は私にとって、全くの未知の領域である。 法科大学院でたっぷり2、3年かけて学ぶ者たち、大学の法学部で4…

1か月かけて計画を練る(司法試験その1)(司法試験のしくみ)

(以下、「予備試験のブログ」の読者の方は当然御存じの内容である。また私自身がこれから何回かにわたりお話する勉強法は、なんじゃこれ、と言えるほど稚拙なものである。だが、受験老人はこの方法で始めたのである。)  さて、司法試験の勉強である。これについては、さっぱり土地勘がない。 だから、それがいったいどのような制度であるのか調べてみた。 「敵を知り、己を知れば百戦危うからず。」 ブックオフで吉野勲「…

セコすぎる話(ゼロ円勉強法)

私こと受験老人は、参考書等をブックオフで買うことを基本にしている。 高い金を払って新品を買っている方々からすると、セコい話だが、まあこれをモットーにしているのだから仕方ない。 しかし、さらにセコい話がある。 ブックオフにも、高い本と安い本がある。私が買うのはだいたい100円か200円の本だ。 そうではない本は、やたらと高くなる。だいたい半額が基本。定価が1,000円なら500円だが、定価が2,0…

1か月かけて計画を練る(医学部受験その4)(参考書を決めた!)

子供たちの話を参考にしながら、4月から始めるための参考書を決めた。 分かりやすいというのが第一条件。でないと必ず途中で挫折する。 そして、私が考えたのは、少なくとも数学と理科については、その参考書に含まれている問題量が多いというのが条件。その理由はまた後で。 4月の最初から進めるのは、数学、理科(物理・化学)、そして地理の4科目。 そして、新品の参考書を整えて・・・・ おっと違った。受験老人には…

1か月かけて計画を練る(医学部受験その3)(1日2時間の勉強でどうやるか)

さて、じゃあ国立医学部受験に向けて、具体的にどうするか。 これは今年3月の時点で考えたことである。 まず、主だった参考書を一通り読むこと。これを5月か6月までにやってしまおう、と思った。 もちろん、それだけでは全く実力がつかないと思う。本当に実力がつくのは問題演習だ。 私はその大切さはよく分かっているつもりだ。 現に東大や理Ⅲ受験は、そのやり方で乗り越えてきた。 だが、3月の段階での私はあまりに…

1か月かけて計画を練る(医学部受験その2)(社会をどうするか)

社会の勉強はどうするか。 社会は、センター試験でのみ必要だ。 だが、センター試験は、東大などではともかく、普通の国立大学では結構大きな比率を占める場合もあり、おろそかにすることはできない。 私が東大を受験したのは、まだ共通一次になる前で、一次と二次の試験だった。 そして理系でも、社会は2科目選択しなければならなかった。(これは共通一次でも同じ。) 私は高校時代、日本史を途中までと、世界史を学んだ…

1か月かけて計画を練る(医学部受験編その1)(理科をどうするか)

わずか1年間の勉強で医学部と司法試験の両方に受かるためには、あまり時間的余裕がない。 特に、私は塾や予備校に行っていないので、勉強の方針は自分で立てなければならないが、それを間違えたら取り返しがつかない。 このため、まず私は今年3月に、1か月かけて、勉強をどのようにしてするか作戦を練ることにした。 1か月は長いが、この間にしっかり方針を決めさえしたら、あとは機械的に実行していくだけなのでやりやす…

受験老人には塾や予備校に行く余裕もないし金も時間もない

(昨日、現在の気持ちを正直に書いた。今後はまた、勉強を始めることを決意した頃(3月)の自分に戻り、これまでの経緯や心の動きを書く。前後してしまい申し訳ないが、既にその頃から経験したことや考えてきたことをいくつか書き溜めてきているので、現在の時点に追いつくまで、今後何十回かにわたり、それを掲載していく。追いついた時には既にセンター試験が目前に迫っているだろうが。) ****************…

はっ、恥ずかしい・・・・

昨日、予備試験の論文試験の発表があった。現在の気持ちを正直に書く。 私は少し前から、予備試験のブログの中で、司法の犬さんの「予備試験を独学・1年で受験してみた」のブログに注目していた。 彼もたった1年間の勉強期間で、しかも予備校へも行かず、金のかかるネット講座も聴かずに、独力で予備試験に受かろうとしている。 彼も、彼なりのこだわりがあるのだろう。 本当は、お金を払って予備校やネット講義を利用すれ…

敵を知り己を知れば百戦危うからず

孫子の名言に「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というのがある。 正確にはこうだ。 「彼を知り己を知れば百戦殆からず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し」つまり、 ①敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない。 ②敵情を知らないで味方のことだけを知っているのでは、勝ったり負けたりして勝負がつかない。 ③敵のことも味方のことも知らなけ…

さあ計画を立てよう!

このブログの開始以来、50回余りを、これまでの私の半生、それから、どうして私がこの歳で医学部と司法試験を両方目指すかという理由の説明に費やしてきた。 意外と長引いてしまったが、まあ、一通りは説明ができたと思う。 私は既にこの4月から、両方の合格を目指して歩み始めている。既に6か月以上経っている。自分の中では少し足りないとは思うが、まずまず予想の範囲内である。その間のことはおいおい書く。 しかし、…

T医大のこと

先日、連休中の1日を利用して、T医大であったあるワークショップに出席した。 世界生命倫理デ―の記念行事だとのことで、講演と抱き合わせで、参加型の研修が行われることを知った。 参加は無料というので、貧乏で好奇心の強い受験老人は、思わず申し込んだのだ。 研修は、医療機関が患者の治療を行う際、はたしてその治療を行うべきか否か、選択を間違わないためにはどうすべきかがテーマだった。用意された実例を用いて、…

自分自身への挑戦

これまで何回かにわたり、私が医学部や司法試験を目指す理由を書いてきた。 だが、実は、これらのさまざまな理由よりも、底に流れている、ある感情がある。 それは・・・・自分自身への挑戦であり、ロマンを求める気持ちである。 私の年代は、マンガとともに育った人も多い。私もそうである。 私の好きだったマンガはあるパターンがあった。 とてつもない才能を持つ主人公が、貧しく要領も悪いため、差別され、不当に扱われ…

私が医学部と司法試験を両方目指す理由(医療裁判、医療小説)

実は、私が医学部と司法試験を同時に目指す理由は単なる見栄や高齢者の星となる以外にもある。 それは医療裁判での患者の弁護である。 頭脳王の河野氏が東大理Ⅲと司法試験合格を両方果たした理由を聞かれ、そのように答えたのを聞き、なるほどと思った。 前にも書いたが、私はある大学病院で目の手術に失敗した。 その大学病院では、事前に何度も手術をもっと安全にできる機会があったにもかかわらず、それを逃し、最後には…

私が司法試験を目指す理由(一目置かれたい)

私が司法試験を目指したきっかけは、極めて浅薄な考え方からである。 退職後、再就職できないのではないかという不安は大きい。 だが、ありきたりの仕事はしたくない。やりがいもあり、人からも尊敬されるようなことができないか。 司法試験なら、おう、すごいと皆が誉めてくれるのではという、極めて幼稚な考え方からである。 しかも医学部入学との両立は、すごくやりがいのあるチャレンジだ。 私はかつて「頭脳王」という…