受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

記憶力の衰えをどう補うか?


記憶力の衰えを補うために、私が取った方法・・・・


確かに、前回のところを、次の日もう1度読んで復習するというのも1つのやり方だ。


だが、同じ内容を繰り返しても、真に理解が進まないかもしれぬ。



そして、ある方法を思いついた。


そうして私は、再びブックオフを回ることにした。


そこで、参考書を探したのだ。第2の参考書を。



そうして、いくつかの参考書を仕入れた。


法律については、TAC公務員講座の「憲法の講義生中継」、「民法の講義生中継」、「行政法の講義生中継」を買った。


刑法で「郷原豊茂の講義生中継」を使っていて、この「生中継」シリーズが一番わかりやすいと思ったからだ。


ただしこれらは司法試験用の参考書ではない。司法試験用の参考書は難しすぎて、というか厚みがありすぎ、いっぺんにやる気をなくしてしまう。


そうして、憲法、民法、行政法については、2冊の参考書を並行して勉強することにしたのだ。


当然ながら、進み方は遅くなる。1冊を読み終えるのに時間がかかりそうだ。だが仕方ない。


その代わり、1冊を読み終えたころには、もう1冊も読み終わっており、2冊分の知識がいっぺんにつく計算になる。


刑法は、今の郷原の参考書以上に分かりやすい本が見つからなかった。このため刑法はこの1冊だけで繰り返しやることにした。



一方、医学部受験についても追加で本をそろえた。


まず、地理については、「権田の実況中継」(系統地理編)(地誌編)を買った。


どうもこの「実況中継」シリーズは私にあっているようだ。内容は少ないが、その場で教わっているような気持ちになれる。


それから、化学も、理論編をやっている現段階ではよいが、そのうち無機や有機になると、覚えられなくて停滞することが確実に予想された。


このため、「センター試験の化学が面白いほどとれる本」を買った。やたらと分厚い本だが、理論、無機、有機が全部入っているのでちょうどいい。


まあ、物理の漆原と、数学のチャートは、今のままでいいだろう。



今回、ブックオフでかかったお金は、その他のものも含め、2,000円ほどだった。


まだ今のところ、医学部受験と司法試験を合わせて費用は1万5,000円くらいしかかかっていない。(寺本の4冊分は楽天で割引で買ったがほぼ定価だったためカネがかかった。)



そうして、私は新たな参考書を加えて、勉強を続けることにしたのだ。