受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

1日の勉強時間をどうやって作ろうか?

さて、勉強を始めた4月に戻る。いよいよ本格的な勉強開始である。


一日の勉強時間をどうするか、考えた。


これまで、4時間だと書いてきたが、それは最低限でも4時間、という意味である。


私が1日で最大自由になる時間を考えると、


・起床後、出勤まで 2時間


・出勤時間(行き・帰り)計2時間半


・帰宅後、就寝までの時間 3~4時間


と、最大8時間半ほど使える。睡眠時間を削ればさらに増える。



しかし、あまり無理をし、根を詰めて1日にたくさんやっても長続きしないだろう。


だから、私は、これまでの生活もあまり変えずにやる方法をとった。


・通勤時間の中で新聞を読む。


・1日のうち、読書(ミステリー中心)時間を1時間程度確保する。


・テレビ番組を1時間ほど見る。


・ネットを見る。



そのように、ある程度趣味等に費やしたとしても、最低4時間は確保できるようにしたのだ。


そうして確保した勉強時間を、医学部受験と司法試験受験用に、少なくとも2時間ずつ充てればよい。


そうすれば、確実に勉強は進んでいく。


よく、医学部受験にしても、司法試験受験にしても、1日8-10時間も勉強したという合格者がいるが、本当かなあと思う。


特に司法試験の場合、(私がそもそも苦手なこともあって)根気が続かない。30分勉強したら疲れる。


だからこそ、新聞を読んだり、読書をしたり、テレビを見たり、ネットを見たりというのを合間に入れ、気分転換を図りつつ進めればいいのだ。



まっ、そのように考えると、1日4時間というのは十分実現性のある計画だと思う。


それで本当にちゃんと勉強が身に付くのかどうかは心配であるが。まあやってみるしかない。(当時は迂闊なことに、そう思っていたのである。)