受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

自分はいったい何をやっているんだろう

受験老人の今年のセンターは終わった。
壊滅的だった。


国語          178
数学ⅠA                           80
数学ⅡB                           71
英語(筆記)                 177
英語(リスニング)   36 
英語(200点換算)       170
地理          82 
物理                                 80
化学                                 76
合計                               737
正解率                             82%


ひどいものである。国語以外は、全て予想を下回った。
昨年と比べても10点以上下落した。


甘かった・・・・
いろいろ忙しかったこともあり、受験勉強を本格的に始めたのがセンターの1か月前。
しかも対策はセンターの問題集をやるだけだった。
これではさすがにダメだろう。


しかし、単に準備不足以外に、受験老人が感じているものがある。
それは・・・・老化だ。


今回、数学ⅡBと化学で書く場所を間違え、大幅減点になった。
その他、なんでこんな勘違いをしたのかというものが、ものすごく多かった。
間違い全体の半分くらいを占めていたのではないだろうか。
解き終わったときはほとんど満点くらいの自信を持っていたにもかかわらず、実際に答え合わせをすると全部、間違っているのである。単純ミスだ。


要は、集中力、注意力、根気・・・・その全てが衰えているのである。
これは、いくら勉強をしようが、克服できないものなのかもしれぬ。
絶望的だ。やはり年には勝てないのか。


これでは、どこを受けても受からないだろう。
今年の受験は、終わったなと思った。
自分は、いったい何をやっているんだろうと思った。
これだと、昨年のリベンジなど夢のまた夢だ。
見事返り討ちにあってしまうだろう。


だが・・・・その後、受験老人には、まだかすかな可能性が残っていることに気づいた。
そして、改めて調べなおした。さらに、ある秘策を思いついた。
すると、合格の可能性は案外、大きいということが分かった。
そしてようやく落ち着きを取り戻した。
それは、とんでもない秘策だった。(以下、次回。)