受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

受験老人その後(新たな挑戦・・・・を始めるか)

司法試験の予備試験日が1週間後に迫ってきた。
だが受験老人は全然焦っていない。なぜなら100%、短答式で落ちるのは明らかだからだ。


母の介護が始まって、全く勉強時間が取れなくなった。
それだけではない。仕事がめちゃくちゃ増えたのである。
医学部受験後、予備試験に向けて猛勉強するという計画はもろくも崩れ去った。
おそらくこの調子で8月中頃までだらだらいきそうである。


しかし、受験老人は、新たな目標を見つけた。
・・・・それは医学部への学士入学。


また素っ頓狂なことをと思うかもしれない。
だが、勉強だけなら、受験老人にはこちらの方が向いている。
生命科学は実は受験老人の得意分野である。
医学部受験は物理と化学で受けたが、実はセンター試験の生物を受けてみたら、化学より点数が高かった。
そして大学の物理や数学は不思議とまだ頭に残っている。
英語は、リスニング以外は大丈夫だ。
すなわち、あまり勉強しないでも受けられるのではないかという気がするのだ。


医学部の再受験と、学士入学の受験を並行してやれば、どちらかは受かるに違いない。
(しかも2年目こそは司法試験予備試験も短答式は突破できるだろうと安易に考えている自分。)


しかし、しかしである。
先日の医学部入試の成績開示以来、受験老人はちょっとしたトラウマになった。
私の合計点は、合格者最低点を上回っているにもかかわらず、落とされたのである。


私の受験した大学は面接点は含めず、合否は純粋にセンターと筆記試験の合計点だけで評価している。
だが一方、面接で不適格者は落とす旨、明示している。
私は不適格者か???
だが不適格の理由がもし年齢であるならば、これからも、いくら試験の合計点をよくしても、面接で門前払いを食ってしまう。
そもそも、T医大の事件があって以来、各大学の調査では、浪人回数による差別は行っていない旨の結果になっていなかったか??


悩んだ挙句、大学に問い合わせてみることにした。
大学に不信感を持っているのではない。
そこはおそらく他の大学より公正に評価してくれるところだと信じている。


私自身、年齢を全く考慮せずに同じスタートラインで若者たちと競争するのは逆に居心地が悪い。ある程度負荷を与えられてしかるべきだ。
だが門前払いは困るのである。
また、そもそも原因が年齢であるならば、学士入学だって、同様の理由で落とされるだろうから。


はてさてどういう回答が来るだろうか。