受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

予備試験 再始動!

そういえば、司法試験予備試験の出願って、今じゃなかったっけ。


私はそうした手続きをすっかり忘れていたことに気付いたのだ。


もう締め切りに間に合わないかも・・・・そう思って法務省のホームページをおそるおそる開いた。
 


「願書の交付は平成31年1月4日(金)から同年2月1日(金)まで」



私は安堵した。締切に遅れていたら笑い話だ。


しかも、願書の交付は、郵送以外に、直接法務省に取りに行ってもいいらしい。


法務省は、私の職場と目と鼻の先ではないか・・・・
 


そうして私は昨日の昼休み、願書を取りに行った。法務省に行くのは初めてだった。


法務省の周りには日比谷公園のほか、裁判所や検察庁、弁護士会館等が並びそびえ立っている。


まさに法曹界。皆背広。私のようにカーターシャツの上からセーターを羽織っているような人は一人もいない。
 


守衛さんのところでその旨を告げると、身分証明書の提示を求められることもなく、通してくれた。


3つの箱に、予備試験出願用の封筒が山積みされていた。



いったいこの封筒を手にしたもののうち、何人が通るのだろうか・・・・私は客観的な見方をした。自分自身、通るとは到底思えないからやや冷めた目で見れる。


まあ、これからしばらくはまた二刀流でやっていくしかない。


この10日間ほどは、予備試験の勉強は、毎日、六法の概要を書いた薄い本と、民法、商法を、それぞれ約20分ずつやった程度である。


少し加速しなければ、箸にも棒にもかからないことになってしまう。
 
(だからこそ、そんな私が「司法試験予備試験」の部門で上位にランキングされているのはちゃんちゃらおかしく、穴があったら入りたい心境なのである。)


よし、とにかくがんばるぞっ。


と思った瞬間、手続きでもっと大切なことを忘れていたことに気づいた。