受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

現国を10日間で終わらせるぜっ!

さて、センター試験に向けた勉強だが、これまで全く手を付けていない科目が1科目だけ残っていた。


それは現国。何も準備していなかった。


日本人であるからには、現国は勉強しなくても大丈夫だろう、と昔から思っていた。


40年前の現役時代も、また理Ⅲ受験の時も現国だけは準備をほとんどしていなかった。現国はセンスで解く、という思い込みがあったからだ。


ましてやこのように豊富な人生経験を積んだ今となっては、作者や筆者の気持ちもよく分かるから、すらすら解答できるだろう。



そう思ったのが間違いだった。


3月に過去問を解いたときに大ショックを受けた。相当な割合で間違えていたのである。


半分くらいしか点が取れなかった。(古文や漢文も間違えたため壊滅的状態。)


特に受験老人は、選択肢の中から最後まで残った2つのどちらが正解か迷った。そしてえいやで選んだ方が決まって間違っていた。マーフィーの法則だ。



やはり、現国にもそれなりのテクニックがあるのだろう。しかしもう試験まで1月ほどしかない。何とか短期間で実力を急上昇できないか。


そう思ってまた、子供に相談した。


そして教えてもらったのが、板野博行「現代文ゴロゴ解法公式集1センター試験編」だった。



ブックオフで探し求め、中身を見ると、おおう、分かりやすい。


コンパクトな本で、全部で10日間で完成できるようになっている。(実際にはもっとかかりそうだが。)


その本のモットーとしては、まさに、科学的に解答を導き出すこと。


現国も他の科目と同じであり、選択肢の中から解答はただ1つに決まるというものだ。


そして、少しずつ、そのための秘訣をマスターしていけるようになっている。



最初の2日間くらいをやっただけで受験老人は感動した。


この本をみっちりやりさえしたら、現国の成績も飛躍的に上がりそうだ。


ただし、やり抜いたらの話である。はたしてどうなるか・・・・。