受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

やっと司法試験は第5科目目に突入


さて、司法試験予備試験である。


短答式試験に必要な科目は御存知のとおり、7つある。


憲法、行政法、民法、民事訴訟法、商法、刑法、刑事訴訟法



このうち、私は4月終わりから勉強を始めていたものの、8月終わり頃まで、4科目しか手を付けれていなかった。


すなわち、憲法、行政法、民法、刑法の4科目である。


これらは公務員試験の科目でもあるため、その参考書で代用していたのである。



だが、それ以外の3科目(商法、民事訴訟法、刑事訴訟法)はそうはいかない。


ブックオフで、資格試験用の参考書のコーナーを探しても、どこにもない。


そこで、別のコーナーを探すと、「法律」というコーナーがある。ここにはあるかもしれない。


だが、憲法や民法はあれど、この3つの法律はどこにもない。


特に、「会社法」はあるが「商法」はない。


もしかして、会社法と商法とは同じ法律か?? そう疑った。


あわててネットで調べると、昔は商法の中に会社編として含まれていたが、その部分が大きくなりすぎて独立して会社法という法律として切り離されたとのこと。


ああ、そんなことも知らなかったのか・・・・。



まあ、とにかく気を取り直して、いろいろなブックオフを回った。通勤定期の沿線上と、家から車で回れるところを。合計10店舗くらい回っただろうか。


すると、中にはこれらの法律関係の本を置いているところもあったが、分厚くて読む気が一挙になくなるものが多かった。それに値段が高かった。


そして、やっといくつかゲットした。


・伊藤真「民事訴訟法入門」


・伊藤真「刑事訴訟法」


・柴田孝之「入門商法」


これらは語りかけるようなやり方で進められ、しかも特に上の2冊は厚みが薄かった。これなら2か月以内で読み終えれそうだ。



ただ、受験老人の勉強時間は限られている。


だが既に刑法は一通り終わって問題演習に移っているので、何とかもう1科目始めたい。


そして、とりあえず民事訴訟法をやることにした。晴れて5科目目に突入である。(医学部入試用の科目を加えると9科目。)


その代わり、勉強時間は4時間半になった。


私のモットーとして、たとえ勉強時間は少なくても、毎日やる、ということが基本なので。


ちょっと家でのムダな時間を節約せねばならぬ・・・・。